・もっと家族と一緒に過ごす時間が欲しい
・子どもの成長を近くで感じたい
そんな風に思っていませんか?
『チコちゃんに叱られる』(NHK総合テレビジョン)によると、人生のうちで「子どもと過ごせる時間」は、お母さんだと「約7年6ヶ月」、お父さんは「約3年4ヶ月」だそうです。
そんな貴重な時間を、少しでも長くいっしょに過ごしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、家族と過ごす時間を増やすためのアイデアや日々の生活に取り入れやすい工夫について紹介します。
家族と過ごす時間を大切にしたいと願う、すべての人へ送ります。
家族と過ごす時間の大切さ〜幸せと、体の健康と、絆が深まる
家族と過ごす時間は、単に一緒にいるだけでなく、心身に様々な良い影響を与えています。
家族で過ごすことで得られる、多くのこと
家族と一緒に過ごすとこんなにいいことがありますよ。
- 幸福感や自己肯定感の増大
- 幸福感:家族と過ごす時間は、心の安定をもたらす幸せな時間です。
- 自己肯定感が上がります:家族からの温かく優しい声掛けやスキンシップは、家族それぞれに自己肯定感が高まり、自信につながります。
- 体の健康
- 食生活の改善:一人で食事をするよりも家族で食事をすることは、栄養にも気をつけるようになります。
- 運動:一緒に遊びに出かけたり、運動をすることで、家族の体が健康になります。
- 成長していく
- 子どもの成長:子どもは、家族との関わりのなかで、社会のことを理解していきます。家族との会話から言葉や知恵、知識など身につけていきます。そして、感情表現なども学んでいきます。
- 親としての成長:子育てを通して、親自身も成長します。人間関係を築く力も養われていきます。
- 家族の絆が深まる
- 共通の思い出:家族で過ごす時間が増えることで、家族共通の思い出が増え、絆が深まります。この時間は何ものにも変えられない貴重な時間になります。
- 信頼関係の構築:お互いを理解し、信頼関係を築くことができます。
お子さまとのスキンシップに【おすすめの絵本】
保育士の私がおすすめする絵本です。
「おおきな木」:この絵本を読むと、親からの「無償の愛」の深さを思って、泣き崩れてしまいます。
家族との時間が取れない理由
「家族と過ごす時間の大切さは、十分わかってるよ〜!」という方は、たくさんいますね。その時間が作れないから辛いのよ・・・と。
今、一番の問題は、どうすれば家族と過ごす時間が増やせるか?と言うことです。
私は、保育士だったので普通の方より、たくさんの子どもたちとその親御さんを見てきました。
保育士は、日中の子どもたちの様子を見ています。どの子どもたちも、家族と一緒に居たいし、それは親御さんも同じ思いです。
家族と一緒に過ごしたい気持ちと、実際に経済力がないと育てられないから働くという葛藤のなかで子育てをしている姿を、常に見ていました。
そのため、私はいつも(どうすれば良いの?)と考える毎日でした。
家族と過ごす時間の減少
子どもたちは、親と過ごす時間を、この世界で何よりいちばんに思っています。
しかし今は、家族と過ごす時間が減っているという問題は年々深刻化しています。その背景には、様々な要因が複雑に絡み合っています。
家族との時間が減少している原因
ここで家族と過ごす時間が、どうして減っているのかの理由を探ってみます。
- 共働き世帯の増加
女性の社会進出が進むにつれて、共働き世帯が増加し、両親ともに仕事があって、多忙になっています。 - 長時間労働
長時間労働や残業が常態化しています。家族と過ごす時間が限られてしまいます。 - 子供の習い事や塾
子供の習い事や塾に通わせることが一般的になりました。家族で過ごす時間が削られています。 - デジタル機器の普及
スマートフォンやゲーム機などのデジタル機器の普及により、家族で過ごす時間が減少し、家族間のコミュニケーションが減っています。 - 核家族化
昔のように親戚と頻繁に交流する機会は減りました。家族の範囲が狭まっている傾向があります。
働くママの強い味方「キャリアマム」の紹介です。
働きたい女性のためのコミュニティ キャリア・マム
家族と過ごす時間の減少がもたらす影響
家族で過ごす時間が少なくなったことで、どうなってしまったのでしょう。下記に大きな特徴をまとめました。
- 子どもの心の問題
家族とのコミュニケーション不足は、子どもの心の問題を引き起こす可能性があります。孤独感、不安感、自己肯定感の低下などが挙げられます。 - 親子の関係悪化
十分なコミュニケーションが取れないことで、親子関係が悪化し、将来的な影響も懸念されます。毒親と言う言葉も生まれています。 - 家族の絆の希薄化
家族の絆が希薄になり、家族としての一体感が失われる可能性があります。
【おすすめの絵本】
「100万回生きたねこ」:生きることの本当の意味を考えさせられる素晴らしい絵本です。ぜひ、読んで欲しいです。
仕事と家庭のバランスが難しい…
仕事と家庭の両立は、多くの夫婦が直面する課題です。このバランスが難しいと感じる主な課題は、以下の点が挙げられます。
役割分担の課題
- 伝統的な役割分担
家事や育児は女性が担うべきという伝統的な価値観が残っている場合があり、男性の協力が得られないことがあります。どうしても女性の負担が大きくなっています。 - 共働き世帯の増加
共働き世帯が増加する一方で、家事分担がうまくいかず、どちらかが負担を感じているケースも少なくありません。
あなたの得意な分野を活かせる仕事に就き、フリーで働くことにより時間の余裕が生まれることは、解決の近道でもあります。
とはいえ、一度にそんなこともできないと思うので、まずはアウトソーシングの初心者向けの仕事から始めてみませんか?
英語力を活かした就職も増えてきています。
英語を活かす働き方
家族と過ごす時間を増やすには
仕事と家事に追われ、さらに子育てや介護で忙しい方にとっては、家族との時間がなかなか取れないという方も多いでしょう。
そう思っている間に、時間は着々と過ぎていきます。子育ても介護も、その時間は二度と戻って来ません。貴重な家族と過ごす時間です。
家族との時間を増やすためのヒント
毎日忙しくても、工夫次第で、家族と過ごす大切な時間を増やすことができます。
1. 毎日のスケジュールを見直す
- 優先順位をつける
家事や仕事の中で、本当に優先すべきことを明確にし、それ以外のことは後回しにする勇気を持つことが大切です。 - 時間を区切る
家族との時間を固定の時間帯に設けることで、意識的に家族と過ごす時間を確保できます。 - 柔軟なスケジュール
子供の行事や家族の予定に合わせて、柔軟なスケジュールを立てることも重要です。
2. 家事の効率化
- 時短家電を活用
食洗機やロボット掃除機など、時短家電を有効活用することで、家事にかかる時間を短縮できます。
時間は、お金で買えません。もしも少し余裕があるのであれば「食洗機」の購入をおすすめします。
「ちょっとくらいだから…」と毎晩の食器洗いを自分でしてしまう人も多いのですが、食洗機の存在は働く人にとっては貴重で便利アイテムです。
その「ちょっとくらい…」が積もり積もって、あなたのその貴重な時間をなくしてしまうことにつながります。
この機会に、ぜひ購入を検討してみませんか?高い買い物のようですが、数年間は使えるので費用対効果はバツグンかと思います。私もずいぶんこれで助けられ、今でも2代目を使っています。
- 家事分担
家族みんなで家事分担をすることで、負担を軽減し、家族で協力し合う良い機会になります。 - 外注
掃除や洗濯など、どうしても時間が取れない家事は、家事代行サービスなどを利用するのも一つの方法です。
3. 家族で一緒に過ごす時間を作る
- 食事の時間を大切にする
家族みんなで食卓を囲み、食事を楽しむ時間を作りましょう。 - 一緒に楽しむ: 公園で遊ぶ、一緒に料理をする、映画を見るなど、家族みんなで楽しめるイベントを取り入れてみましょう。
- コミュニケーションを大切にする
子どもの話をよく聞き、共感してあげることが大切です。 - 特別な時間を過ごす
誕生日のサプライズや家族旅行など、特別な時間を過ごすことで、家族の絆を深めることができます。
生協や宅配も、自分たちで使う分の食料を配達してもらうと家事の時短になります。
4. 自分の時間も大切にする
- リフレッシュ
自分の好きなことをしてリラックスすることで、気持ちに余裕が生まれ、家族との時間をより楽しめるようになります。 - 趣味を持つ
趣味を持つことは、ストレス解消にもつながり、家族との会話のきっかけにもなります。
5. 周囲の協力
- パートナーに協力してもらう
家事分担や育児分担について、パートナーと話し合い、協力してもらいましょう。 - 周りの人に頼る
両親や友人などに、子どもを預かってもらうなど、周囲の力を借りることも大切です。
家族と過ごす時間を増やす〜まとめ〜
家族との時間を増やすためには、優先順位をつけ、効率的に家事をこなし、家族で一緒に過ごす時間を大切にすることが重要です。
また、自分自身も大切にし、周囲の協力も得ながら、無理なく続けられる方法を見つけることが大切です。
具体的な状況に合わせて、自分に合った方法を見つけていきましょう。とはいえ、仕事も家事も、子育てもというとかなりしんどいと思います。
自分のお体を大事にしてください。
そのことが周りの人にとっても、結果的に幸せなことかと思います。
愛する人と一緒になり、家庭を築き、子育てをする。人生において、一番幸せな時期かと思います。