私は長い間、保育教諭をしていました。子供が好きで始めた仕事です。現場に入ると楽しいことも多かったのですが、反面、悲しいこともたくさんありました。
私たち職員は、仕事が終るとそれぞれに帰る場所があり、その問題から離れることができます。しかし、その問題の当事者であるママや子供たちは、ずっとその問題と共に生きなければならないのです。
子供たちは、自分のことをうまく説明することができません。家庭の問題も、保護者間のトラブルも、両親の不和も、子供たちは、小さい胸に問題を抱えながら生きています。
子供が好きだからこそ始めた仕事ですが、だからこそ、伝わり過ぎてしまうこと。タフじゃないと続けることが難しい職業でした。
子供たちはいつだって元気です。そして、優しい。心配している私たちをよそに何度慰められてきたことでしょう。そうした子供の心を、大事にしたいと思っています。
今回は、私の持論で恐縮なのですが、テーマは「女性が経済力を持つこと」です。女性自身が経済力を持つことは、平和への第一歩のように思っています。
女性が経済力をつけること
女性が経済力を持つことは、社会にとって大きな変化をもたらすことでしょう。
ジェンダーフリーや男女共同参画社会と言われても、やはり生物学的に男女それぞれに役割が違うことで女性の負担は大きいと、長年保育士をしてきて感じます。
となると、このまま男性が家事や育児の負担が少なくていいの？ということですが、今回は、あくまで「女性が経済力をつけること」について、テーマを絞り紹介していきます。
私が保育の現場で、これまで実際に見聞きした経験や体験、実際に私自身が子育てをして感じたことから得た想いは、「お金さえあればたいていの問題は、解決・解消される」ということでした。
・物価高で、買いたくても買えない。
・子供に習い事をさせたくても、月謝が払えない。
・収納グッズがあれば、整理整頓できるのにそれが買えない。
・時には、何もせずに外食で済ませたい時もあるが、お金にも時間にも余裕がない。
こうした問題は、すべてお金があれば叶ってしまいます。
女性や子供が弱者になり、傷つけられる理由
保護者から、配偶者や再婚相手からDVの被害に遭っている相談を受けることがあります。そういう場合は、専門機関に繋ぐのですが、私たち保育士は、保育の専門家としてそういう研修も受けます。
DVには、さまざまな理由があります。ここでも女性に経済力があれば、逃げることや、自立して子供と生きる道もあるということを思うのです。
経済力がすべてではないことは、百も承知です。
でも、ただ経済力さえあれば、解決や解消される問題も多数あると感じているのです。
そのため、私はこのサイトで、女性が家にいても稼げる方法を見つけて欲しいと思い、推奨・紹介しています。
女性が経済力を持つとこうなる
ここで、女性が経済力を持つことのメリットについて紹介します。主なメリットは以下のようなことが挙げられます。
一番大きいなメリットは、人生の主導権を持てることにつきるのですが。
- 家庭や家族への恩恵
女性が経済的に自立すると、家庭の生活水準が高くなります。子どもの教育費や健康に対しての食費など、より多くのお金が使えるので、家族全体の生活の質が良くなります。また、経済的に選べる範囲が広がるので、それぞれの希望や夢が実現しやすくなります。 - 社会経済的な変化
女性が経済力を持つと、市場における多様性が高まります。女性の視点や能力がビジネス面で反映されることから、子育てや介護しながらでも働きやすい社会が実現していきます。 - 教育と機会の拡大
経済力は、女性自身のスキルアップや自己実現の機会を広げます。キャリア選択の幅が広がることは、社会的な位置付けも向上していくことにつながっています。もちろん子供の進学とも結びついてきます。 - ジェンダー平等の促進
経済的自立は、意思決定における女性の発言力を強めます。社会全体のジェンダー平等を推進する重要な要素となります。 - 社会的規範の変化
経済力を持つ女性が増えることは、これまでの性別的な役割分担に対する社会的な見方や考え方を少しずつ変えていきます。
つまり、女性が経済力を持つことは、この社会に、女性の意見が組み込まれ、私たちが生活するうえで「優しい世界」の実現に繋がっていくのです。
「優しい世界」というのは、男女関係なく多様性を認める生き方です。これらの変化は、個人、家族、そして社会全体にポジティブな影響を与えていくことでしょう。
女性に経済力があれば…と思った事例
保育士として、お子様を預かる立場上、その家庭内のことを知る機会があります。これまで、いろんなケースの家庭を見てきました。その上で、私が、女性に経済力があればと思うきっかけとなった事例をいくつか紹介していきます。
貧困ゆえの男性主導
女性は、芯のある人もいますが、弱い生き物です。肉体的な力や、収入面でも男性にはかなわないことがあります。
私がまだ独身だった頃、ひとり暮らしをしていまし。自宅のアパートに入る時、知らない男性から声を掛けられたり、夜中の騒音にビクついたりなど、一人暮らしならではの怖い思いを何度もしました。その後、今の夫と暮らすようになってからは、そうした怖さはなくなりました。
母子家庭では、収入の低さや自身の心細さもあると思います。そうした弱さから、男性に依存してしまう女性を多く見てきました。その男性に問題がなければ良いのですが、酒癖や女癖が悪く、暴力を振るう人もいて、その被害は子供に向かうこともしばしばありました。
そのような時、母として子供を守れれば良いのですが、何も無かったかのような話しになってしまうことがよくありました。
家庭に大人の男性がいることは、経済的にも、肉体的にも助かる点があることは否めませんし、そもそも、私たち他人が何かを言う立場にもありません。
ただ言えることは、女性側に経済力があれば、家庭や家族を守れるかもしれないということです。
セキュリティの行き届いたマンションに住んだり、金銭的にも頼らなくて良かったりと、全部、お金があれば解消するかもしれないと思うのです。
でも愛の形は、人それぞれです。他人である私が口出しする話ではなかったです。
今回はあくまで私の持論で、このような例に該当しなくて、ハッピーな方もたくさんいました。
塾に行けない、習い事をさせられない〜教育の差〜
わが家は、平均的な家庭だと思いますが、それでも子供の受験間近になると、塾通いや模試を受けさせる受験費用など、毎月数万円の支出が生じて生活が苦しかった時がありました。兄弟もいるので、一人分では済みません。
教育費以外にも、子供が年頃になると欲しいものも出てきて、それを払うのは私たち親です。
塾に行かなくても、習い事をさせなくても、できることはありますし、我慢させることも大切です。
でも、それにしても、やはりお金があれば解決する問題が、ここにもありました。
わが子やその友人たちの子育ての例を見ても、どうすれば…と思った時に頭に浮かぶのは、やはり女性の経済力でした。
子供を守れない
親の心配をよそに、子供は子供でたくましく育っていくものではあります。そして子育ても、案外とあっという間に終わってしまいます。子供が成人してしまえば、短かったと思う日が来るでしょう。
それくらい無我夢中で育てる子供を、経済力があればいろんな場面で守ってあげることができるでしょう。
これは、うちの子の高校の同級生の話しです。
とても頭の良い子でした。東京の国立大を受験し、合格していました。学校も大喜びしていました。ですが、後日、その生徒が進学しなかったことが分かりました。その家庭で入学金が準備できなかったということでした。
その報告を聞いて、担任の先生は心底悔やんでいました。
しかし、元々、優秀な子だったので、おそらくこれからどこに行っても重宝がられる人にはなっていくと思います。
お母さん本人に余裕がない
仕事をしながら子育てをするということは、体力的にも、心の余裕も、あまりありません。そのような中、子供が小さいうちは、子供も親も体調を崩すことがよくあります。そのため、仕事を欠勤したり、遅刻、早退もよくあるでしょう。
そうなると、収入も減るので、ますます追い詰められた気持ちになります。
子育て中のお母さん本人に、余裕がないことを、いつも感じていました。それでも、残業や、保育行事、ママ友との付き合いなど、自分が望む望まないに関わらず、時間的なゆとりもあまりないままに過ぎていっているのが現状です。
私は、時々家事代行をお願いしていました。毎日クタクタで、それでも家が散らかっていると、休む気分になれなかったからです。
お金も大事ですが、費用対効果を考えて、家事代行や個配を頼むこともありました。
お財布と心が笑顔になる家事代行サービスCaSy
旬の美味しい食材を厳選！ 大地宅配の「お試し野菜セット」 
数々の事例を見てきて
このように、自分の子育てや、働いていた保育の現場でさまざまな家庭を見てきて、また私自身も働くお母さんであったことから、いろんなことを思いました。
「子育て」と「両親」の介護
自分の子育てを振り返ると、やってあげれなかった後悔もたくさんあります。でも、その時は一生懸命やってきていたつもりなので、当時がんばっていた自分を認めてあげたい気持ちです。
今度は、親の介護についてです。
私の親は、それぞれの両親で4人の介護があります。私たちを大事に育ててくれた親が、少しずつ弱り、子育てと同じように、何かあると職場に連絡が来るようになります。
子供については専門なので知ってはいましたが、介護についてはほぼ知識がなく、晩婚だった義父が老衰で弱ったり、実父の脳梗塞、実母の乳がん、義母の認知症など、親を通して一通り介護のことを知り、そのお世話をしてきました。今現在も進行形です。
時間に余裕のない私は、この問題を解決するには、私自身も経済力をつけなければならないと思うようになっていました。
雇用されているのでは、時間にも収入にも余裕が生まれないと思っていたので、ずっと考えていました。
それで少しずつ実行に移したのが、メルカリでの物販でした。商品は絵本です。保育士なので、絵本の知識は豊富にあって、手元にもたくさんの絵本がありました。我が子は大きくなっていたので、思い出の絵本を何冊か残して、絵本を売っていました。
その体験から、いろんなことが学べました。
自分の力で稼げることが分かりました。やっているうちに、やり方のコツが掴めたのです。そこからコツコツと続け、ついに自分の給料より稼げるようになっていました。
その後、仕事を辞める決心もつき、親の介護に専念できました。
しかし実際に辞めても、介護は時間を取られるものです。
メルカリに費やす時間もなかなか思うように取れない時期もありました。それでも諦めずに、ずっと続けていました。
この時期も、この状況でどうやったら稼げるの？と、そればかり考えていました。
そうして、メルカリの次に出会ったのがネットを使った在宅ワークです。
手始めに、クラウドワークスに登録しました。
クラウドワークス
自分にできそうな仕事を見つけて、その依頼主に申し込みます。募集要項を読むとなんとなく人柄が分かるので、これまでたくさんのお仕事をしてきましたが、特に大きなトラブルになったことはありません。順調に過ぎています。
次に、スキルアップを図りたくて、ブロガーのためのオンラインサロン「ABCオンライン」に入会しました。
ここでは、ブログだけではなく、SNSやYouTube、ライティングや物販で稼ぐなど、さまざまにネットで稼ぐ方法を学ぶことができています。＊基本的にブロガーのためのオンラインサロンです。
探せば、稼ぐ方法は、いくらでもあることに気づきます。
自分の興味ある仕事、スキルアップできる資格など、自分に投資することで収入も上がっていき、安定してくることにも気付かされます。
ライティングの勉強もしました
そうして得た収入も、また次に繋ぐためのスキルアップとして投資します。自分の得意分野を伸ばし、実績を確実に積み上げることで、経済力がついてくる感じです。
まとめ〜女性が経済力をつけること〜
私は、女性に経済力がつくことを推奨しています。とはいえ、「在宅ワーク」じゃなくても良いのです。
ただ私の場合、子供や両親の世話などで、家族のそばに居たいと思ったので在宅ワークを選びました。時間的にも自由の効く仕事だったので、私には合っていると思います。
今回の記事のように、女性が自分で稼ぐ力を身につけることは、周りの幸せにも繋がっていくことだと思っています。
今回のこの記事が、あなたの何かの役に立つのであれば幸いです。
旅するのん
保育士だった私は、さまざまな家庭を見て、女性の経済的自立が大事だと思うようになりました。今回、フリーな働き方、在宅ワークを推奨するようになった経緯をまとめました。