年々、物価が上がって、日々の暮らしをひっ迫しています。生活の苦しさは、加速の一途。出口のない真っ暗なトンネルを、いつまでも彷徨っているかのようです。
私も、子育てや親の介護と仕事の両立、夫の失業などで、眠れない夜を何度も過ごしてきました。耐えられない時は、メンタルクリニックに行ったり、カウンセリングを受けたりしながら、何とか周囲の協力もあって、ここまで来れています。
現在は、家庭との両立が難しかった職場とはお別れし、「自分の力」で生きる在宅ワークの道を選んで生活しています。フリーランスで稼ぐ仕事は、不安定なこともあるけど、それでも自由で、稼げる時は稼げるし、今の仕事が気に入っています。
今回は、思いきって脱サラし、在宅ワークの道に進んだ私から、自分の力で稼ぐことの素晴らしさを紹介していきます。私が保育士だったこともあり、特に子育て中のお母さんにおすすめしたいです。
あなたの能力やスキルを活かすことで、十分に稼ぐことはできます。これを読んで、その一歩を踏み出して欲しいです。
もくじ
「在宅ワーク」や「副業」の魅力と可能性を見つける
今の収入や、職場の環境に満足していますか?
自分の許容範囲内でギリギリ頑張っている女性がたくさんいます。私は、家庭を持ってから雇用される働き方が自分に向いていないと気づき、思いきって長年勤めていた保育園を辞めました。
もし、独身のままだったら、続けられていたかもしれません。
でも子供を産んで母となり、子供の思春期や夫の失業、親の介護と家庭のさまざまな問題もあって、仕事との両立が難しくなりました。
だんだんと自分の体が壊れていきます。かなり無理していたんだと思います。
当時、同時進行で、この状況を脱却できないかと道を探していました。そうして見つけたのが、自分の持っている能力や経歴、スキルを活かして稼ぐことでした。
ファミリー・サポート・センターを始める
一時期、自分のこれまでの経歴を活かして、自宅を保育所にすることも考えていました。でもそれだと、やはり自分の家庭に皺寄せが来そうで、本末転倒になるかと思い、しませんでした。
それでも「ファミリー・サポート・センター」に登録し、自宅で子供を一時預かりする仕事をしていました。
ファミリー・サポート・センターの仕事
ファミリー・サポート・センターは、乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の方を会員として、児童の預かりの援助したいを人と相互に援助活動するものです。
ほぼボランティアに近い仕事ではありましたが、自分の持つスキルが実際に現金といてもらえることに、副業や在宅ワークの魅力を覚えました。
時間を切り売りする女性たち
私の子育て期、支出があまりに多く、収入に追いつかない時期がありました。その頃、副業で時給2,000円(+交通費)の仕事をしたことがあります(残業代としてさらに50%ほど上乗せ)。
仕事の内容は、障がい者の援助でした。
その日は、日曜日でした。車椅子の女性が受ける試験に付き添う仕事です。試験中は、特に何もすることはありませんでした。自分で移動できる人だったので、本当に何もしないままお手当をいただきました。
障がい者枠の試験時間は、一般の人より時間の延長があって、朝からスタートしてお昼も挟んで10時間ほど。朝7時頃に出かけて、帰宅したのは夕方の6時過ぎでした。
11月頃だったので、外は暗くなっていました。当時、小学生だった子供たちは私の帰りを待ってくれていました。
「多分、早く終わるだろう」という話だったので、引き受けたのですが、予想とは違って、制限時間をフルで使っての受験で、1日みっちり仕事になりました。
頂いたお金はありがたかったのですが、この経験から自分や家族と過ごす「時間」について考えるようになりました。
命の時間である私の1日が、試験会場から一歩も動かないで、ただ時が過ぎていくのを見守る。そして、それがお金に変わる。
2万円以上の近くのお金を1日で手に入れたものの、その反動は次の休日に跳ね返ります。寂しい思いをしていた子供達と私も一緒に遊びたいので、そのお金はパッパカ使ってしまいました。
お金か時間か
けれど、私がどれだけ稼いでも、子供が欲しがっているものは、親と過ごす時間だったりするのです。
ここら辺のバランスは難しいですね。もしもお金がなかったら、それはそれで子供に不自由な思いをさせてしまったかもしれません。
自分に「稼げる力がある」ということ
私のこれまでの仕事は、「自分の時間」を「お金に変える」ものでした。働かなければ、収入はなくなります。制度として有給休暇もありますが、それでもやはり、収入=時間というのは否定できません。
収入=時間
私のこの「時間」を、何に使うのがいちばん良いのか、そして家族のためにどうすれば良いのかを、いつも考えるようになっていました。
私の職場が、保育園ということも大きかったです。私は子供さんを預かる立場でした。
毎朝、いつも親のそばに居たいと思っているお子様を預かります。私たち保育士に子供たちは懐いてくれますが、親には到底敵わないし、変わることはできません。
どんなに楽しいことをしていても、夕方お迎えに来る親の姿を見たら一目散に駆け出していく子供達です。
親子で過ごす時間
女性がどんどんと社会に出て、働く時代になり、男女共同参画社会が整いつつあります。それでも子育てや介護の分野の問題が残っています。
女性がもっと自由に、特技を活かして、その能力で、請け負える仕事もあるのでは?と思うのです。
自由が効く在宅ワークの仕事
生きていく上で、人生には、さまざまなことが起こります。自分の問題だけでも山ほどあるのに、家庭を持つと、家族の分も一緒に「問題解決」に勤しまないといけません。
我が家では、夫が生死をさまようほどの交通事故に遭ったことがあります。
術後は入院して、私も仕事はしていたものの、夫を思って、居ても経っても居られない心境でした。
目の前にいる子供たちは、可愛いのは当然ですが、保育者に心配事があると良い保育はできません。勤務中は考えないようにしますが、それでもそばについてあげたい気持ちが膨らみます。
園長(女性)に相談すると、「どこも同じですよ」と言われてしまいました。園長自身も家庭の問題を抱えていて、それでもタフに仕事をされているのは知っていたので、これは私の問題だと自覚しました。
子育てや、子供の思春期、夫の失業、親の介護と、人生のステージが色々と変化していく中で、常に一定に、朝から出勤し、夕方に帰宅して、それから家事をしてというのは、何もなければ問題ありませんが、それでも、何かあるのが人生です。
メルカリを始める
ここまで来ると、私はもうごちゃごちゃ考えないで、自分の描く働き方を実現に向けて動き出しました。そうして見つけたのが、自宅でできる仕事です。
最初に、ポツポツとメルカリの出品をしていました。
好きだった絵本の販売を始めて、メルカリや、Amazonでの売り上げが100万円を越えた月もあります。このまま順調にいくかと思われましたが、少しずつ親の介護が増えていったのです。そのため、なかなか動けなくなりました。
アウトソーシングの仕事を探す
それからは、インターネットでできる仕事はないかと探すようになりました。そうして見つけたのは、アウトソーシングの仕事です。
最初に、仕事をもらうために「クラウドワークス」に登録しました。登録は無料です。個人や企業で仕事を依頼する側と、それを引き受ける私たちワーカー側とを結びつけるためのプラットフォームです。
収入は、自分で作り上げていくもの
最初に仕事を受けるのは、勇気がいりますね。それでも、仕事を依頼する側もそれを分かっていて募集をする場合があります。
私の最初の仕事は、「初心者の副業について」で仕事を依頼している方に申し込みました。
あえて、私のような初心者に、仕事を頼まれるクライアントさんは多数います。私も初心者なので、1件につき500円ほどの収入で引き受けていきました。そうした小さい仕事から、様子を見て徐々に自分にできる仕事のレベルを上げていきます。
もう少し収入が欲しければ、今度はスキルアップを図ります。クライアントも、自分の仕事のお手伝いを頼むわけで、私のスキルが上がれば喜んでもらえますし、再度仕事の依頼が来るという好循環になっていきます。
ある程度、クライアント(仕事を依頼される方)さんと信頼関係が築けてくると、もしもこちらに何か問題が発生しても、状況によっては、待ってくれたりします。クライアントさんも、他で別の人を探すより、いろんなことが分かった人に頼む方が、効率が良いことを知っているのです。
私も、断るつもりで引き受けたりしませんが、どうしても都合でできなくなってしまう時があります。自分の体調不良や家族のインフルエンザ罹患など、予期せぬことが起きてしまった場合、相談で解決できたことも多数経験しています。
稼げれば愛する人を守れる
在宅ワークの始めたての頃は、自分でできる範囲内をかなり慎重にして、仕事を請け負います。決してハードルを上げてはいけません。最初は、小さい仕事から始めないと、何かあった時に失くす信頼の方が穴が大きいです。
クライアント側からすれば、当然のことです。
最初は、収入が低いかもしれません。でもコツコツ積み上げていけば、外で働くよりも確実に良い収入に成長していきます。
雇用されている時は、固定給であったり、時給などで、どれだけがんばってもそれ以上になることはありません。その逆も然りで、もしもがんばれない時があったとしてもお給料は支払われます。
その点、フリーランスの仕事は自己責任になるので、収入を増やすも減らすも自分の力にかかっています。
ただ、フリーランスのお仕事は収入が自分次第で伸ばせるメリットがあることと、時間の融通が効くことが最大のメリットです。
このことが、愛する人を守れる力に変わることでしょう。
稼げれば夢が叶いやすくなる
フリーランスで仕事をするようになって、自分の夢が叶うようになりました。時間の自由、経済的なゆとりはそこまで大きくはありませんが、そこそこ手に入れたので、家庭で何か問題があってもすぐに対応できるようになりました。
これはお金に変えられない、私が最も望んだ世界の実現でもあります。
でもまだ、もっともっと自分の持つ能力を伸ばしていきたいと思っています。
自分の興味あること、得意なこと、好きなことで、相手に喜んでもらえて、収入を得られるなら、素晴らしいことですよね。
あなたも、自信を持って副業や在宅ワークを始めてみませんか?
やり方さえ間違わなければうまくいくことを、先輩たちも教えてくれていますよ。
自宅にいながら稼ぐということ〜在宅ワーク・副業〜のまとめ
今回、自宅にいながら稼ぐということをテーマに記事を書きましたが、いかがでしたか?
我が家の事情も交えながら、私がなぜ在宅ワークをすすめているのか、その背景がご理解いただけたかなと思います。
一度に、在宅ワークやフリーランスで高収入を得るのはハードル高めですので、1年間を目安に、少しずつ助走運転で始めてみることをおすすめします。
そのうち、自分の力で今以上の収入を得ることができますよ。
・もう少しお金があったら…どうしてわが家にはお金がないの…
・子供が欲しがっているものを買ってあげたいけどお金に余裕がない
・ずっと働いているのに、ぜんぜん給料が上がらない