これまで仕事をしていた女性で、可愛いお子様が生まれたのを機に、いっしょに家にいてあげようか、それとも保育園に預けて、職場復帰しようか悩めるところですね。
ワーママが良いか、専業主婦が良いか、どちらが「正解」なんてことはないので、迷うのも当然です。
ただ大切なのは、今置かれている環境の中で、ご自身の価値観に基づいて、後悔しない選択ができるかどうかです。
今回は、出産して母になった女性に向けて、これからの子育てや生き方について、元保育士の私と一緒に考えていければと思います。
この記事を読むことで、これからのあなたの生き方を決めるヒントが得られます。
今の女性が抱える「キャリア」と「家庭」の両立問題について
仕事も家庭も大事にしたい。でもどうやってバランスを取ればいいんだろう？そんな悩みを抱える女性は少なくありません。
女性たちの選択肢と現実
キャリアを追いかけながら家庭を守るのは、決して簡単なことではありません。
例えば、子育てと仕事を両立させるために朝から晩まで動き回ってバリバリ働くお母さんもいれば、家族と一緒に過ごす時間を最優先にする専業主婦もいます。
どちらも、それぞれの良さや苦労があります。
中には、夫や家族の協力を得て、自分のやりたいことを続けている方もいます。
他にも、夫婦で家事や育児を分担したり、祖父母（義父母）に助けてもらったりして、自分の時間を確保しているケースもあります。
ただ、そんなサポートが必ずしも誰にでもあるわけではないのが現実です。
社会構造の課題
家庭と仕事を両立するためには、周囲のサポートが欠かせません。最近では、リモートワークやフレックスタイム制度が増えてきたものの、保育所の不足や長時間労働が当たり前になりました。
それでも、女性に「家庭の責任」を求める考え方が根強く残っています。
一方で、育児休暇を取りやすい職場や、男女問わず柔軟な働き方を推進する企業も増えています。ただし、制度があっても「利用するとキャリアに響くのでは？」といった不安を感じる方も多いのが現状です。
自分らしい選択を
大切なのは、あなたに合った生き方を見つけることです。他人の意見や社会の期待に左右されず、何があなたにとって大切なのかを見極めることも必要です。
専業主婦を選んだ場合、家族との時間を大切にすることで得られる充実感があります。
一方、キャリアを優先する選択は、あなたの可能性を広げたり、家計を支える力になります。
どっちを選んでも、あなたにとってベストなら、それで良いのです。そして、その選択を周りが応援することがとても大切です。
社会全体で支えるために
女性が家庭とキャリアを両立できるようになるには、周囲の人が協力し合うことが必要です。
周りで見守る人にできることは、
- 保育サービスの充実
- 男性の育児参加の推進
- 子育て中の働き方を柔軟にする企業の取り組み
- ジェンダーバイアス（性別の偏見）をなくす取り組み
こうしたサポートが増えれば、女性たちがより自由に自分の道を選べるようになります。
家庭も仕事も、すべてを手に入れる！？
仕事も家庭もすべてを手に入れることはできる？
「仕事も家庭も大切にしたい」という想いは、多くの女性が抱く願いです。
特に、出産後の女性は、キャリアと子育てという大きなテーマに向き合うことになります。でも、果たしてその「すべて」を手に入れることはできるのでしょうか？
すべてを手に入れる？
まず、「すべてを手に入れる」とは具体的にどんなことでしょうか？
家庭での幸せ、職場での達成感、自分だけの時間や趣味、健康や心のゆとり――これらすべてが揃った状態を想像するかもしれません。
でも、現実には時間やエネルギーは限られていて、全てを同時に完璧にこなすのはとても難しいことです。
ただ、「完璧」にこだわらず、あなたにとって大事なことを優先してバランスを取ることなら、きっとできるはずです。
優先順位をつける大切さ
キャリアも家庭も大切にしたい気持ちはわかりますが、すべてを均等にこなそうとすると、どれも中途半端になってしまうこともあります。
そこで重要なのが、「今」の自分にとって一番大切なことを見極めることです。
例えば、子どもが小さいうちは家庭を優先し、少し手が離れたら仕事に力を入れるという選択もアリです。
また、家事や育児を周囲と分担しながら、自分の時間を確保することもできます。「どれを優先するか」という選択は、決して「どちらかを諦める」という意味ではありません。
周りのサポートを頼る勇気
すべてを手に入れるには、一人で頑張りすぎないことも大切です。家族やパートナー、友人の協力を得たり、外部のサービスを上手に活用したりすることで、自分の負担を減らすことができます。
家事代行サービスや食事も宅配サービスを利用するなど、いわゆる「手抜き」することで日々のストレスを軽減できます。周囲に頼ることは弱さではなく、よりよいバランスを取るための大切な手段です。
自分らしい「すべて」を見つける
「すべてを手に入れる」という考えに縛られず、あなたにとって何が本当に大切なのかを見つけることは、満足感につながります。他の人と比べず、あなたの「すべて」を定義することがポイントです。
すべてが完璧にできなくても、あなたが「これで良い」と思える日々を送れるなら、それはあなたにとっての「すべて」を手に入れたことになるのではないでしょうか。
自分の中で優先する順位をつける
周りからのサポートを得る
「あなたにとっての幸せなバランス」は見つけることができるはずです。一人で抱え込まず、柔軟な考え方を大切にしてみてください。
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「ワーママ」と「専業主婦」の生活
ここで、「ワーママ」と「専業主婦」の生活を見ていきましょう。
ワーママつぐみさん（31歳）の多忙な一日
都内の大手広告代理店で働く、つぐみです。
つぐみさんは、3歳になる娘さんの育児と、日々変化の激しい広告業界でのキャリアを両立させています。彼女の日常は、目まぐるしく過ぎていきます。
つぐみさんの1日
- 6:00: 起床。まだ寝ている娘を起こし、朝食の準備。
- 7:00: 娘を保育園に送り、満員電車に乗り込む。
- 8:30: 会社に到着。今日のタスクを確認しチームメンバーと会議。
- 12:00: ランチはデスクで済ませることがほとんど。
- 18:00: 仕事が一段落し、保育園へ娘を迎えに行く。
- 19:00: 夕食の準備、娘との遊びの時間。
- 21:00: 娘を寝かしつけ、ようやく自分の時間ができる。
- 23:00: 残りの家事や仕事を片付け、就寝。
やはりかなりハードな1日ですね。
仕事と育児の両立における苦労と工夫
つぐみさんは、仕事と育児の両立に、日々奮闘しています。
- 時間との戦い: 限られた時間の中で、仕事も育児も完璧にこなそうとするのは至難の業。
- 体力的な負担: 仕事で疲れて帰宅後も、子供の相手をしなければならない。
- 精神的なプレッシャー: 仕事でも育児でも、常に責任を感じ、プレッシャーにさらされている。
しかし、つぐみさんは、これらの困難を乗り越えるために様々な工夫をしています。
- 時間の有効活用
移動時間やスキマ時間を利用して仕事を進めたり、家事を効率化したりしています。 - 周囲のサポート
パートナーや両親（義父母）に協力してもらい、家事や育児を分担しています。 - 心のリフレッシュ
週末には家族で公園に行ったり、友人とランチに行ったりして、リフレッシュしています。
ワーママの幸せ
つぐみさんは、多忙な日々を送っていますが、仕事と育児を両立させていることにやりがいを感じています。
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専業主婦みなみさん（34歳）の選択と覚悟
続いては、専業主婦のみなみさんです。
子供が産まれて、専業主婦になりました。みなみです。キャリアを取るか悩みましたが、期間限定の子育てを楽しみたかったので思い切って決断しました
キャリアと子育て、どちらを選ぶか？
専業主婦のみなみさんは、「今、この瞬間を逃したら、二度と戻ってこない」、そう考え、仕事よりも子育てを優先することを決意しました。
もちろん、キャリアを諦めることに大きな葛藤もありました。将来の経済的な不安や、社会から置いていかれるのではないかという漠然とした不安も抱えていました。しかし、子どもとの時間を大切にしたいという思いが、それらの不安を打ち消しました。
専業主婦の不安と幸福
みなみさんは、専業主婦になって良かったと感じる一方で、様々な不安も抱えています。
- 社会とのつながり
会社を辞めてから、社会とのつながりが薄れてしまい、孤独を感じる時がある。 - 経済的な不安
夫の収入に頼っているため、将来に不安を感じることがある。 - 自己実現
自分の能力を活かせていないように感じ、焦りを感じる時もある。
しかし、同時に、専業主婦の生活には、大きな幸福感も伴います。
- 子どもとの時間
子どもとの時間をたっぷり過ごすことができ、子どもの成長を間近で見られる喜びがある。 - 家庭の充実
家庭を整え、家族のために料理をするなど、家庭生活に集中できる。 - 心のゆとり
仕事のストレスから解放され、心身ともにリラックスできる。
専業主婦のメリットとデメリット
専業主婦のメリットとデメリットを比較してみましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 子どもとの時間をたっぷり過ごせる | 社会とのつながりが薄れがち |
| 家庭生活に集中できる | 経済的な不安 |
| 心身ともにリラックスできる | 自己実現の機会が減る |
| 子どもの成長を間近で見られる | 孤独を感じることがある |
ひと昔前までは、子育てを終えた主婦のキャリア再開は難しいところもありましたが、今は40代後半、50代でも社会復帰は問題なくできている方も多いです。
子育ては、期間限定。その時に仕事から離れたとしても、子育てが落ち着いてから復帰もできるので、選択肢の視野を広く持つことができます。
仕事と家庭の両立を成功させるカギ
パートナーや家族の協力が不可欠
仕事と子育てを両立させる上で、パートナーや家族の協力は不可欠です。
あいさんは、夫が積極的に家事育児に参加してくれるおかげで、安心して仕事に打ち込めているといいます。
夕食作りや子どものお風呂、寝かしつけなど、家事を分担することで、お互いの負担を軽減し、貴重な時間を共有できる機会が増えました。
また、義母が近くに住んでいるので、子どもの面倒を見てくれることも、大きな支えとなっています。
社会的な支援の必要性
個人の努力だけでは、仕事と子育ての両立は難しいのが現状です。社会全体で、女性が働きやすい環境を整えていく必要があります。
- 育児支援の充実
保育所の整備や、待機児童問題の解消は急務です。また、育児休業制度の拡充や、育児短時間勤務制度の利用を促進するなど、より柔軟な働き方ができるような環境を整えることが重要です。 - 柔軟な働き方の推進
テレワークやフレックスタイム制など、時間や場所にとらわれない働き方を認める企業が増えることが望ましいです。 - 社会全体の意識改革
男性の育児参加を促進し、夫婦で子育てを分担できる社会を目指すべきです。
両立を成功させるための具体的な事例
- 家事分担の徹底: 家事を細かく分担し、お互いの負担を軽減する。
- コミュニケーションの大切さ: 夫婦で定期的に話し合い、お互いの気持ちを理解し合う。
- 地域の支援を活用: 子育て支援センターや地域のコミュニティを活用する。
- 自分にご褒美をあげる: 頑張った自分にご褒美をあげることで、モチベーションを維持する。
仕事と子育ての両立は、あなたの努力だけでなく、パートナーや家族、そして社会全体の協力が必要です。様々なサポート体制があれば、女性が安心して働き続けられる社会になっていけると言えるでしょう。
しかし、実際はそうじゃない現状もありますね。。
・パートナーや家族のサポート 事例（夫や義母の協力）
・社会的支援の必要性 （育児支援や柔軟な働き方）。
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自分の価値観と限界を知ることの大切さ
自分の価値観と限界を知る重要性
「24時間の中でできることを選ぶ」という考え方。
仕事も家庭も両立させたいと願う現代人にとって、「24時間の中でできることを選ぶ」という考え方は非常に大切です。
限られた時間の中で、何を優先し、何に時間をかけるのか。その選択は、私たちの価値観や限界を如実に表します。
自分の価値観や限界を明確にすることで、以下のようなメリットが得られます。
- ストレス軽減
無理しない範囲で目標を設定するので、精神的な負担が和らぎます。 - 効率化
優先順位の高いことに集中するので、時間の無駄遣いを防ぎ、効率的に行動できます。 - 充実感
あなたの価値観に基づいた選択をすることで、よりあなたらしい充実した日々を送ることができます。
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自分の価値観や優先順位を明確にする方法
では、具体的にどのように自分の価値観や優先順位を明確にすればよいのでしょうか。
1. ワークシートを活用する
ワークシートを用いることで、自分の考えを整理し、視覚的に捉えやすくなります。
価値観リストの作成
- 大切なものリスト: 仕事、家族、健康、趣味など、あなたにとって何が大切かを書き出します。
- 優先順位付け: 上記のリストから、特に重要なものを3つほど選び、優先順位をつけます。
- 具体的な行動: それぞれの価値観を実現するために、どのような行動を取ることができるか具体的に書き出します。
時間の使い方の記録
- 1日の時間配分: 1日を細かく時間帯に分け、それぞれの時間帯に何をしていたか記録します。
- 時間の使い方の分析: 記録した内容を分析し、時間がどのように使われているか、無駄な時間はどこにあるかなどを把握します。
やりたいことリスト
- 叶えたいこと: 将来叶えたいこと、やりたいことを具体的に書き出します。
- 実現のためのステップ: 各目標を実現するために、どのようなステップが必要か考えます。
2. 質問に答える
- 幸せとは何か: あなたにとって幸せとはどのような状態ですか？
- 本当にやりたいことは何か: 恐れずに正直に答えてみましょう。
- 何を犠牲にしても手に入れたいもの: 譲れないものは何ですか？
- 何がストレスになるか: ストレスの原因を具体的に書き出してみましょう。
- 1日の終わりに何を達成したいか: 毎日、何を達成したいのか明確にすることで、目標に向かって行動しやすくなります。
3. 周りの人に話を聞いてみる
- 客観的な意見: 家族や友人、同僚などに、あなたのことを客観的に評価してもらいましょう。
- 新たな発見: 彼らから見たあなたの強み、弱み、価値観を知ることで、新たな発見があるかもしれません。
4. 瞑想や日記をつける
- 心の声に耳を傾ける: 瞑想や日記をつけることで、自分の心の奥底にある本当の気持ちに気づくことができます。
- 自己理解を深める: 自分の思考パターンや感情の変化を記録することで、自己理解を深めることができます。
5. 価値観の共有
- 価値観が合う人と話す: 同じような価値観を持つ人と話すことで、共感を得たり、新たな視点を得たりすることができます。
- コミュニティに参加する: 興味のあるコミュニティに参加することで、価値観を共有できる仲間を見つけることができます。
注意点
- 完璧を求めない: すぐに答えが出なくても焦らず、少しずつ自分と向き合っていくことが大切です。
- 定期的に見直す: 価値観や優先順位は、状況や年齢によって変化します。定期的に見直すことで、常に自分にとって最適な選択をすることができます。
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「ワーママ」と「専業主婦」、どちらを選ぶ？ ～幸せな生き方を考える～ まとめ
いかがでしたか？
今回のこの記事から、ワーママか、専業主婦か、どちらを選ぶかは本人次第ということが分かります。
大切なことは、自分の生き方は自分で決めること。人と比べないで、後悔のないよう歩いて欲しいです。
違った時は、また修正していけば良いですね。その時、その時、自分の選択に自信を持ってくださいね。
あなた自身が選んだことなら、周りのみんなも応援してくれるはずです。子育ては期間限定です。ワーママでも、専業主婦でも、子供を思う気持ちに違いはありません。
ぜひあなたの決めた、あなたらしい道を進んでください。
旅するのん
子供が生まれて、これから仕事をどうしようか迷っちゃう…。