やりたいことが山のようにあるのに、どうして私にはこんなに時間がないの？
私は、いつもそんなことを思っていました。
あまりの辛さから、時々は、家事代行サービスを頼んだり、便利家電を導入してみたりして、やっと自分のやりたいことのできる時間を作ってきました。
こうなるまでに、10年は掛かりました。
今回、私と同じように日々の家事に忙殺され、やりたいことができないあなたのために、この記事では「家事ラク生活」について、紹介しています。
これを読むことで、「本当にやりたいこと」ができる時間が作れるようになっていきます。
ぜひ、ご覧ください。
あなたの時間を生み出す家事ラク生活
家事には、掃除・洗濯・料理・買い物と色々とあります。
「家事が苦手な人」でも、全部が嫌いという人は少ないのではないでしょうか。掃除も洗濯も料理も、家族のためなので時に幸せに感じる時間もあります。
でも毎日のことなので、やはり「やらなきゃいけない」という義務を感じます。「やって当たり前」に思われることで、時々、悲しみと怒りの中間に似た感情になることもあります。
家事に使う時間
家事を負担に思う理由は、「時間」が掛かることかと思います。私はよく、「自分の命の時間」が、家事で消えていく現象を真剣に考えることがあります。
どうやったらこの「命の時間」を有効に使えるのだろうと模索していました。そんな時に、よく利用していたのが家事代行サービスです。
家事代行サービスは、30代後半～の主婦やシニア層まで幅広いスタッフの方に来てもらいました。家の中が気持ちが良いくらい綺麗になるので、月に２回ほど利用していました。
家事の時間を、家族の時間に。家事代行サービスCaSy
利用代金は、そこまで高くはありませんが、この費用を支払うために働いているという矛盾もありました。ならば、働いている時間をこの家事代行サービスの分に充てて、自分がすればいいと思うようになりました。
でもそれだと、本末転倒ですよね。
家事のために使うお金
「タイム・イズ・マネー」と言いますが、時間＝お金。時間やお金をどんなことに使うか？使い方は生き方そのもののような気がします。
主婦といえば、家事のプロです。
家事をすることで、お金がもらえるならいいですが、家事は、無償労働です。そうしたことを延々と考えていて思いついたことは、便利な「時短家電」を使うことでした。
家電は、高価なことも多いので購入するには躊躇われます。でも、一度買ってしまえば家事を楽にするのにとても便利です。
時短家電の導入は、私の時間を生み出す魔法の道具になりました。
レンタルなら、デメリットが見つからない
ただ、便利な家電でも買う前には「商品のレビュー」や「機能性」や「大きさ」など、実際使ってみないと分からないようなこともたくさんありました。それを調べるのに、時間が掛かっていました。
買って後悔したくないから、実際に電気屋さんに行ったり、ネットで隅々まで調べたりと入念になります。それでも、失敗してしまうことも多かったです。結構、無駄なお金を使ってしまったと思います。
その点、レンティオなど家電のレンタルをうまく使うようになってから失敗がなくなりました。
もともと買おうと思っているものです。購入を前提としたレンタルをスタートさせます。気に入ればそのまま購入するし、気に入らなければ返却します。
そのような経緯もあって、今は賢くレンタル生活をしています。
家事ラク生活は、大切なことに時間を使える「暮らしの工夫」
家事ラク生活とは何か？
私が家事ラク生活を始める直接のきっかけになったのは、20年くらい前のことです。「食洗機」の購入からでした。あれば本当に助かると思っても、かなり悩みました。私にとっては、高額な買い物でした。
職場の同僚にも相談して、家族にも話して、費用対効果も熟慮していました。パートの給料が全部飛んでいきそうな値段です。
でも、買ってしまいました。
当時（20年前）の食洗機は、本体も運転音も大きく、洗う時間も1時間ほど掛かりました。
それでも、家族の誰かが洗うよりずっと衛生的に洗えます。
便利家電の活用
食洗機は、本当に便利だと思いました。夕食後に、セットすれば翌朝には食器が綺麗になっています。
この頃はまだ、この便利な食洗機を使っている人もいなくて「えー、それくらいチャチャッと洗えばいいじゃん」とか「ちゃんと綺麗に洗えるの？」とか、いろんなことを言われました。
でも本当に良かったので、周りにも勧めていました。それからは、あれよあれよで浸透していきましたね。
この経験が、家事ラク生活の始まりです。
便利な生活家電はたくさんあります。
使えるなら使った方が、家事はどんどん楽になっていきます。
他にも、家事代行サービスや宅配サービス、買い物はネットでなど、自分じゃなくてもできることは費用も考えながら、使えるものは使っています。
コープの宅配 まずは資料請求
家事の時短は、命の時間を優先する選択
時間は、命。
その命をどう使うかは、自分で決めたい。その選択肢として、家事を時短する「家事ラク生活」があります。
電化製品や、家事代行などのサービスに頼る＝外注＝時間を買う、という考え方は、忙しい現代にとって賢い暮らし方です。
「家事は楽していい」ー なのに、なぜ使わないのか？
家事を楽にするために、便利な家事代行サービスや電化製品を使うことは有効だとは分かっていても、ブレーキを掛けてしまう人がいます。
その理由には、下記のような「思い込み」や「固定観念」「お金」があります。
❶モラル観念（精神的な固定観念）
周囲の視線や、親からの教育、昭和的な価値観にもとづく、深く根づいた道徳の呪縛によるものです。
- 楽するのは、怠け
- 家族のために、自分ががんばるのは当然
- 道具に頼るのは、ズルい
❷役割意識
「自分の価値＝家事の出来」にすり替わってしまっている状態の人もいます。
- 主婦は、家事をして当然
- 夫が働いているから、私は家事を頑張らないと
- 家事ができる＝ちゃんとした妻・母
❸金銭的な罪悪感
「お金の使い方」に対する、感情のブロックがある人もいます。”時間”は、”命”であり、時間はお金で買えますが、生きている「あなたの命の時間」は、お金で買えません。
- 自分にお金をかけるのは贅沢
- 楽するために、お金を使うのはもったいない
- レンタルしてまで、使う意味ってあるの？
このように、家事で楽することにブレーキが掛かってしまう事情は分かります。そういう人のためにも少しずつ家事が時短になって、楽になるよう、家事の一つずつをゆっくり見ていきます。
料理をラクにする時短テクニック
料理は、日々の生活の中で時間と精神的なエネルギーを消費する終わりのないマラソンのように感じることがあります。
この章では、先取りした計画、効率的な道具の活用、そして調理後の片付けを最小限に抑えることに焦点を当てました。
これにより、食事の準備が時間のかからない日課へと変わるでしょう。
1. 献立をある程度固定化し、食材をまとめて買う
料理で一番時間を使うのは、料理そのものではなく、「今日の献立は何にしよう？」という絶え間ない思考。それに続き「材料は、あったかな？」「うちに、何があったっけ？」という。そして何度もスーパーへ足を運ぶこともあります。数日分、あるいは一週間分のおおまかな献立を事前に計画することで、この日々の負担を軽くします。この計画が、買い物のプロセスを効率化します。
実践的なアドバイスとして、まず簡単な「献立ルール」を設定してみましょう。
例えば、
「月曜日は肉なしデー」
「水曜日はパスタデー」
のように、曜日ごとにテーマを決めることで、献立を考える際の疲労を大幅に軽減できます 。
固定された献立に基づいて、買い物リストを作って、週に1～2回、主要なスーパーに絞って買い物を済ませるのが理想的です。
馴染みの店舗のレイアウトや特売品を把握しておくことで、買い物の効率は格段に上がります 。
複数の店舗をはしごすることは、貴重な時間を奪うため、極力避けるのが効率的です。でも時々は気分転換に違うスーパーに行くのも楽しいです。
また、まとめ買いした食材を無駄にしないためにも、野菜をラップで包む、肉を小分けにして冷凍するなど、食材を適切に保存する方法を知ることは大事です。案外と保存方法を知らないことも多いので、ネットで調べると材料の持ちが違います。
さらに、缶詰、乾物（わかめ、干ししいたけなど）、冷凍食品といった長期保存可能な食材を常備しておくことは、急な献立変更や非常時の強い味方となります。
このアプローチがもたらすのは、単なる時間の節約だけではありません。仕事で疲れて帰宅した後、さらに多くのことを考えるのは思いの外疲れるものです。
この負担を減らすことで、精神的な余裕が生まれ、趣味や家族との時間、あるいは単純なリラックスのために使うことができるようになります。
これは、家事を楽にすることと、生活の質向上という目標に直接貢献もします。
2. 作り置きをストック！マルチに使える保存容器を活用
家に帰ってきて、美味しい手作りの食事がすぐに食べられる、あるいは下準備済みの食材がすぐ使える状態になっていることを想像してみてください。
忙しくない日にまとめて大量の料理を作ったり、食材をあらかじめカットして準備しておいたりすることで、多忙な平日の時間と労力を大幅に節約できます。
実践的なアドバイスとしては、週末や比較的余裕のある日に、定番料理をまとめて作ったり、生の食材をカットして小分けにしたりする時間を確保することです。
便利なのは、冷蔵庫や冷凍庫からそのまま電子レンジやオーブンに入れられる耐熱ガラス製の保存容器です。
さらに、食卓にそのまま出せるようなデザインのものを選べば、余分な盛り付け皿を出す必要がなくなり、洗い物を減らすことができます 。
作り置きした料理や下準備済みの食材は、1食分ずつ、あるいは調理に必要な量に小分けにして冷凍保存すると、取り出しや解凍が非常に効率的になります 。
下味をつけた肉やカット野菜を冷凍しておけば、あっという間に調理に取り掛かれるため、平日の夕食準備が格段に楽になるでしょう 。
この方法の利点は、単に調理中の時間を節約するだけにとどまりません。それは、調理の各段階間の「移行時間」や「片付け時間」という、見過ごされがちな負担を最小限に抑えることにあります。
盛り付け皿を探し、料理を移し替え、複数の食器を洗うという「見えない家事」は、かなりの労力を要します。これを合理化することで、食事の準備から消費、そして片付けに至るまでの全体のサイクルが、よりスムーズで一体感のあるものになります。
3. 時短調理家電をフル活用
家電は、単なる基本的な機能を超え、調理のプロセスを自動化し、スピードアップさせるように設計されています。
これらを活用することは、個人的なキッチンアシスタントを得るようなものです。
「電気圧力鍋」は、煮込み料理や煮物、離乳食など、通常長時間かかる、あるいは常時監視が必要な料理にとって画期的な存在です。
材料を入れてボタンを押すだけで、他の作業をしたり、リラックスしたりする間に調理が完了します 。
「フードプロセッサー」や「チョッパー」は、面倒なみじん切り作業から解放してくれます。
食洗機対応を選べば、後片付けも簡単です 。
「電子レンジ」も、再加熱だけでなく、野菜を蒸したり、簡単な一品料理を作ったり、食材を効率的に解凍したりと、様々な時短調理に活用できます。
「スマート冷蔵庫」の中には、カメラ機能で外出先から庫内を確認できるものや、中身に基づいてレシピを提案してくれるものもあり、献立計画をさらに助けてくれます 。
「スマートスピーカー」をキッチンに導入すれば、複数のタイマー設定、レシピの読み上げ、あるいは手がふさがっている時に音声で他のスマート家電を操作するといったことができます。
「時短家電」の導入は、単にスピードアップを図るだけでなく、家事の性質そのものを変えるものです 。手作業から自動化への移行を意味します 。
家事を家電に（圧力鍋が調理、ロボット掃除機が外出中に掃除など）任せることや、スマートスピーカーは、家事や他の活動と並行してサポートしてくれます。
これにより、忙しい日常の中で「仕事や子育てとの両立が難しい」という課題が解消され、他の優先事項のための時間を生み出すことができるのです。
4. 洗い物を減らす工夫
汚れた食器の山は、気が重く感じることがあります。
洗う必要がある食器類を最小限に抑えることは、食後の片付けを簡単にしてくれます。
「キッチンバサミ」や「ポリ袋」を積極的に使いましょう。
野菜や肉をカットする簡単な作業には、包丁とまな板の代わりにキッチンバサミを使えば、洗うものが減ります。
食材を混ぜたり下味をつけたりする際には、ボウルの代わりに丈夫なポリ袋を使えば、揉み込んだ後に袋を捨てるだけで済み、汚れる調理器具を減らすことができます 。
「ワンプレート料理」を取り入れることで、使う皿の数を半分以下に減らすこともできます 。また、食べ物が皿にこびりつくのを防ぐため、使用後すぐに汚れのひどい食器を水に浸したり、油の多いフライパンは余分な油を拭き取ってから洗ったりする「事前処理」をすることで、実際の片付け作業が格段に速く、楽になります 。
食洗機がある場合は、積極的に使いましょう。食洗機は手洗いよりも水の使用量が少ないことが多く、手作業していた分の時間を他の時間に充てることができます 。
「洗い物を減らす」ことは、料理の負担として感じる「片付け」が、いかに大きな要素であるかを浮き彫りにします。
積極的な対策を用いることで、見過ごされてきた「見えない家事」に対処できます。
料理後の家事の負担を解消することで、嫌なことは先延ばしにする要因を取り除きます。「ながら家事」を工夫することで、最終的な片付けを迅速かつ容易にしてくれます。
掃除をラクにする効率化アイデア
掃除は、常にホコリや汚れとの戦いのように感じられることがあります。
この章で紹介するヒントは、積極的な習慣、賢い整理整頓、そして効率的なテクニックに焦点を当て、大がかりな掃除の労力と頻度を減らすことを目指します。
これにより、あなたの家は整頓され、ストレスが少なくなるでしょう。
5. 掃除道具は「使う場所」で「すぐ取り出せる」ように配置
素早い掃除をするためにも、すぐに使えるような場所に掃除用具を置いておくことで、「ちょっとした掃除」を、楽にできます。
「洗面台」や「キッチンのシンク下」に、小さな掃除用クロスと多目的スプレーボトル（または使い捨てシート）を置いておきましょう。
これにより、使用後すぐに拭き掃除ができ、汚れの蓄積を防ぐことができます 。
次に、リビング、廊下、玄関などの「人の出入りが多い場所」には、フローリングワイパーと掃除シートのパックを置いておくと良いでしょう。ホコリを見つけたら、すぐにその場で対処できます 。
浴室の掃除道具（ブラシ、スポンジ、水切りワイパーなど）は、浴室内に直接収納しましょう。理想的には、マグネット式や吊り下げ式の収納を活用し、道具を乾燥させ、カビを防ぎ、常に手の届く場所に置いておくことがポイントです。
また、家中に小さなゴミ箱をたくさん置くのではなく、アクセスしやすい一箇所にゴミ箱を集約することも検討してみてください。
これにより、ゴミの収集作業が効率化され、複数のゴミ箱を空にするという「見えない家事」が軽減されます 。
これらは、汚れが溜まることを防ぎ、掃除を「大がかりなイベント」ではなく、より小さな、管理しやすいものに変えることができます。
このアプローチは、掃除への取り組みを根本的に容易にし、日々の生活におけるストレスを軽減する効果があります。
6. 「ながら掃除」「ついで掃除」を習慣化
常にきれいな家を保つ秘訣は、何時間もかけて徹底的に掃除することではなく、日常のルーティンに小さな掃除を組み込むことです。
この「ながら掃除」や「ついで掃除」は、掃除を独立した家事としてではなく、日々の生活の楽な一部として感じさせてくれます。
「歯磨き」をしている間に、洗面台をサッと拭くクロスで掃除してみましょう。
あるいは、シャワーを浴びた後、水切りワイパーや超吸水クロスで浴室の壁や床の水分を拭き取れば、カビや水垢の発生を防ぐことができます。
キッチンでは、お湯が沸くのを待っている間や料理中に、カウンタートップやコンロを拭く習慣をつけましょう。
リビングでは、テレビを見ながら、マイクロファイバークロスを手元に置いて、棚やテーブルのホコリをサッと拭くのも良いでしょう 。
また、浴室にいるついでに、トイレットペーパーや石鹸を補充するのも良い機会です 。ホコリは一晩かけて下に落ちる傾向があるため、朝起きてすぐに床や表面をサッと掃いたり拭いたりする方が、日中にホコリが舞い上がった後に行うよりも効率的です。
これにより、家事の「負担」が大幅に軽減され、汚れの蓄積を積極的に防ぎ、集中的な掃除から脱却できます。
これにより、追加の家事というよりも、すでにしていることの自動的な延長のように感じられます。小さな汚れやゴミにすぐ対処することで、それが「落としにくい汚れ」 になるのを防ぎます。この継続的な低労力のメンテナンスは、常にきれいな家につながり、大がかりで気が重い「大掃除」の必要性と、それに伴う精神的・身体的疲労を劇的に減らすことができます。
7. 床に物を置かない！「浮かせる収納」で掃除を楽に
床に物が置いてあると、掃除は面倒で時間のかかる作業になります。床に物を置かない状態を作ることは、効率的な掃除のための基本的なステップです。
浴室では、シャンプーボトル、石鹸ディスペンサー、風呂椅子、手桶などのアイテムに「壁掛け式」や「吊り下げ式」の収納を活用しましょう。汚れやカビがたまるのを防ぎ、床の掃除が格段に楽になります。
次に、床に直接物を置く代わりに、魅力的なバスケットや持ち運び可能な収納容器を使って物をグループ化し、棚やキャビネット、あるいは高さのある家具の上に収納することで、床を常にきれいに保ちましょう。
床に物を置かない環境は、「ロボット掃除機」にとって最高の環境です。「ロボット掃除機」は外出中や忙しい間に自律的に掃除を行います。そのためには障害物のない経路が必要です。
床をきれいに保つことで、ロボット掃除機の効率を最大限に引き出し、日々の床掃除を真に自動化することができます 。
「浮かせる収納」は、単なる見た目の美しさだけでなく、掃除をしやすい環境を作り出すための戦略的な設計原則です。
この空間的な整理と技術の相乗効果は、「少ない労力でよりきれいな環境」をもたらします。浮かせる収納は、掃除における「時短家電」の可能性を最大限に引き出すための基礎的なステップです。
8. 掃除の順番と時間配分を意識する
「どこから始めようか」と漠然と掃除に取り掛かると、途方もなく感じられることがあります。
どこから始め、どれくらいの時間をかけるかを意識した掃除は、二度手間を防ぎ、集中力を維持し、終わりのない家事にしてくれます。
実践的な掃除のアドバイスとして、「上から下へ、奥から手前へ」ということを意識しましょう。
ホコリは上から下に落ちるため、高い場所から低い場所へと掃除を進めます。同様に、部屋の最も奥から始めて、出口に向かって後退しながら掃除を行います。
この簡単なルールを守ることで、ホコリやゴミが落ちてきた場所を再度掃除する手間を防ぐことができます。
掃除を始める前に、特定のタスクや部屋に費やす時間を決めましょう（例：「浴室は15分」「リビングは30分」）。
終わりの時間を決めることで、集中力を保ち、完璧主義に陥って作業が滞るのを防げます。完璧でなくても構いません。
一回限りの徹底的な掃除よりも、継続することの方が大切です 。
日々の掃除と週ごと、月ごとの掃除を区別し、今日絶対にやるべきことをリストアップすることで、計画的に進められ、「見えない家事」の多さに圧倒されるのを防げます。
掃除に取り掛かる前に、散らかった物を片付けてから始めましょう。物が何もない状態で掃除をする方が、格段に速く、効果的です 。
小さなことですが、洗面台の掃除は最後にしましょう。掃除道具を洗うために使うことが多いので、最後に掃除することで二度手間を防げます。
計画された掃除は、「面倒に感じなくなる」、そして「精神的な負担も軽減できる」という結果につながります。
洗濯をラクにするスマート術
洗濯は、仕分けから洗濯、乾燥、畳む、しまうまで、複数の工程が含まれます。
下記のヒントは、実際の労力とそれに掛かる時間を抑え、洗濯の負担が軽く感じるようになります。
9. 脱いだついでに「仕分け」！洗濯ネットも活用
服を脱ぐ瞬間は、あらかじめ仕分けをする絶好の機会です。
このシンプルな習慣は、実際に洗濯をする際に、面倒な事前仕分けのステップをなくし、時間と労力を大幅に節約します。
家族全員に、服を脱いだらすぐに仕分けるよう促します。次に、デリケートな衣類や靴下、小物類には「洗濯ネット」を活用しましょう。
靴下は、迷子になるのを防ぐために、脱いだ時にペアで直接ネットに入れると良いでしょう。中には、取っ手付きのバッグ型洗濯ネットもあり、洗濯物入れから洗濯機へ、そして物干し場へと、余分な持ち運びなしに直接移動できるため、非常に便利です 。
これは、洗濯の開始をより容易にし、精神的な負担を軽減することにもつながります。この小さな、一貫した習慣は、「家事のルーティン化」の一部となり、よりスムーズで迅速な洗濯につながります。また、暗黙のうちに家族の協力も促し、これは家全体の負担を軽減し、責任を共にすることにもなります。
10. 乾燥機や自動投入洗濯機で手間を削減
最新の洗濯機や乾燥機の利用は、利便性だけでなく、洗濯プロセスを根本的に変えるものです。
これらの家電は、手作業を大幅に削減し、あなたの手と時間を解放してくれます。
「洗濯乾燥機」は、洗濯における最大の時短アイテムかもしれません。洗濯物を干す手間と、後で取り込む手間をなくしてくれます。
洗濯物を入れて、洗って、乾燥させるだけ。文字通り、手放しで洗濯が完了します 。次に、「洗剤自動投入機能付き洗濯機」があれば、毎回洗剤を計量する手間から解放されます。大量の洗剤を一度に補充しておけば、洗濯機が適切な量を自動で投入してくれるので家事を軽くすることができます 。
また、「タイマー機能」を積極的に使いましょう。目覚める時間や帰宅する時間に洗濯が終わるように設定すれば、電気代の安い時間帯を利用できるだけでなく、洗濯物がすぐに干せる状態になり、シワを防ぐこともできます。
洗濯における「時短家電」の導入は、初期投資は大きいものの、自動化できるメリットが大きいのでコスパとしては良好になります。
長期的なメリットは、洗濯に伴う日々の負担間の軽減です。個人が充実した活動に時間を使えるか、家電の活用にかかっています。
11. 洗濯物は「たたまない」収納へシフト
洗濯物を畳む作業で、気が重い人もいるかもしれません。もし、その作業を完全に排除できるとしたらどうでしょう？
考え方と収納方法を変えることで、この時間のかかるステップを完全にスキップできます。
できる範囲で、ハンガーにかけることを試みましょう。
シャツ、ワンピース、ズボン、そして多くのトップスは、乾燥ラックから直接ハンガーにかけるだけです。乾いたら、そのままクローゼットに移動させれば、畳む時間と労力を節約でき、シワも防げます。
ハンガーにかけられない下着や靴下、パジャマなどの「小物類」は、家族ごとにシンプルなカゴや引き出しを用意し、乾いたらそのまま放り込むだけにしましょう。
畳む必要はありません。クローゼットの吊り下げスペースが十分にあるか確認しましょう。足りなければ、安価な簡易ハンガーラックや突っ張り棒などを追加して、吊り下げ収納の選択肢を増やすことを検討してください。
この方法は、タスクを最適化するだけでなく、タスクそのものを「排除する」ことから生まれることを示しています。
これは、染み付いた習慣を問い直し、時間と精神的な健康を優先する「完璧を目指さない」という考え方を取り入れることです 。
畳むステップをなくすことで、洗濯にかかる全体的な時間と精神的労力が劇的に削減され、「心の余裕」 が生まれ、より多くの「自分時間」を確保できます。
「しまう」プロセスも簡素化され、より迅速かつ負担の少ないものとなり、家事全体の「負担」を軽減するのです。
12. 洗濯動線を短くする部屋干し活用術
洗濯は、重く濡れた洗濯物を洗濯機から乾燥させる場所へ運び、その後回収し、最終的にしまうという、複数の移動を伴うことがあります。
この動き、すなわち「家事動線」を最小限に抑えること、特に室内干しを活用する際に、かなりの時間と労力を節約できます。
「洗濯機のすぐ近くに乾燥スペース」を設けることを検討しましょう。
折りたたみ式の物干しラックや天井吊り下げ式のラックなどを洗濯機の近くに設置すれば、重く濡れた洗濯物を運ぶ距離を劇的に短縮できます。
「室内干し」の効率を高めるために、除湿機や扇風機・サーキュレーターを活用しましょう。これにより、「部屋干し臭」を防ぎ、洗濯物の乾燥時間を短縮できます。
早く乾けば、すぐに洗濯物をしまうことができ、シワを防ぐことにもつながります。また、洗剤、柔軟剤、洗濯ネット、空の洗濯カゴなど、すべての洗濯用品を洗濯機のすぐそばにまとめて置いておきましょう。
これにより、探す手間や余分な移動が最小限に抑えられます 。。
「家事動線」の最適化は、、複数の場所で行われる家事を、より集約され、負担の少ない活動へと変えます。
片付け・買い物・その他家事をラクにするヒント
料理、掃除、洗濯といった日々の家事の他に、片付けや買い物といったタスクも、家事全体の負担になっています。この章では、全体的な効率、精神的な健康、そして外部サポートの活用といった、より広範な戦略を提供します。
13. 「使わないモノ」は処分！収納は「使う場所の近く」に
散らかりは、家事を増やす隠れ原因のひとつです。
物が多ければ多いほど、掃除する手間が増え、整理する手間が増え、探し物をする時間も増えます。
ミニマリスト的なアプローチを採用し、より楽な暮らしのための基本的なステップです。
まず「徹底的な断捨離」を定期的に行いましょう。
1年以上使っていないものは、今後も使う可能性が低いと判断し、思い切って手放すことを検討してください。
次に、「使う場所の近くに収納する」という原則を守りましょう。例えば、調理器具はコンロの近く、掃除用品はシンクの近く、頻繁に使う洗面用品は洗面台のキャビネットに置くなどです。これにより、無駄な移動や探し物が最小限に抑えられます 。
収納は「出し入れしやすい」ことが鍵です。物を元に戻すのが面倒だと、結局出しっぱなしになってしまいます。
ベッド下、家具の隙間、壁面など、「デッドスペース」も収納場所として活用しましょう。薄型の収納ケースや突っ張り棒などを利用すれば、収納場所の悩みを解決できます 。断捨離が終わったら、透明な収納ボックス、ファイルボックス、引き出しオーガナイザー、隙間収納ワゴンなどを活用して、物を整理し、何があるかを見える化しましょう。
何を持っているかが見えれば、重複して購入したり、探し物に時間を費やしたりすることが減ります。そして、「習慣的な片付け」を日々のルーティンに組み込むこともできます。
使ったものは元の場所に戻す習慣をつけ、週に一度、軽く整理する日を設けることで、散らかりにくい環境を維持できます。
断捨離と戦略的な収納は、単に整頓のためだけではありません。物が少なければ少ないほど、掃除するものが減り、移動させるものが減り、整理するものが減るため、効率性の強力な好循環が生まれます。また、探し物をするという「見えない家事」を劇的に減らします。「ながら掃除」や「ついで掃除」の戦略も、障害物が少ないためにより効果的になるのです。
14. ネットスーパーや食材宅配サービスを賢く利用
食料品の買い物は、移動、通路の移動、レジでの待ち時間、重い荷物の運搬など、かなりの時間を消費する作業です。
この日常的なタスクを外部に委託することで、貴重な時間とエネルギーを取り戻すことができます。
「ネットスーパー」を日々の食料品調達に活用しましょう。特に、小さなお子さんがいる場合、移動が困難な場合、あるいは実店舗が遠い場合に非常に役立ちます。
多くの場合、指定した時間に自宅まで商品を届けてくれます。
次に、「ミールキットサービス」を検討してみましょう。
これらは、あらかじめ計量された食材とレシピを届けてくれるサービスで、献立を考える手間、特定の食材を買いに行く手間、そして多くの下準備作業を省くことができ、調理をほとんど手軽なものにしてくれます。
また、非常に忙しい日には、すでに調理済みまたは部分的に調理済みの食事を提供するサービスも活用できます 。ただし、送料がかかることや、実際に商品を見て選べないといったデメリットも考慮する必要があります。しかし、多くの人にとって、節約できる時間と労力は、これらの小さな欠点をはるかに上回る価値があるでしょう。
買い物で外部サービスを活用することは、「すべて自分でやる」という考え方から、「賢く外部委託する」という根本的な変化を意味します。これは、忙しい個人や家族にとっての「時間の制約」という問題を直接的に解決します。これにより、「仕事や子育てとの両立が難しい」 という課題に直接対処し、精神的・身体的な余裕を他の活動のために確保することができるのです。
15. 家事代行サービスを頼る選択肢も
日々の家事の負担が大きすぎると感じたり、仕事や育児との両立に限界を感じたりする時、家事代行サービスは非常に強力な選択肢となります。
これは、家事の負担を軽減するための最終手段ではなく、賢い戦略として検討する価値があります。
家事代行サービスは、掃除、料理、洗濯、片付けなど、幅広い家事を依頼できます。これにより、あなたの家事への負担が軽減されます。 サービスを選ぶ際には、損害保険に加入しているか、プライバシー保護に努めているかなど、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
単発利用と定期利用があり、同じスタッフが担当する定期利用の方が、家庭ごとのルールを伝える手間が省け、利便性が高い場合が多いです。
個人の努力だけでは家事には限界があり、サポートとしてくれる外部の助けを借りることは、あなたはより価値の高い活動に集中できるようになります。
そして、慢性的なストレスを軽くし、家事という「負担」を「管理された責任」へと変えることができます。
【家事が楽になる15の方法】まとめ
いかがでしたか？
家事は、決して終わりのない、苦痛な義務である必要はありません。
この記事で紹介した15のアイデアは、日々の家事をより賢く、より効率的にこなすための具体的な道筋を示しています。
献立の固定化や作り置きによる賢い計画、時短家電の活用、「たたまない洗濯物」といった戦略は、時間を節約するだけでなく、家事に伴う精神的な負担を軽減し、日々の生活に心の余裕をもたらします。
「ながら掃除」や「浮かせる収納」といった習慣は、常にきれいな状態を保つための労力を劇的に減らします。
ネットスーパーや家事代行サービスといった外部のサポートを賢く利用することは、多忙な現代において、自分自身や家族との時間を豊かにするための強力な手段となります。
家事の「量」そのものを減らし、「自動化」と「外注化」を通じて負担を軽減するという、共通の原則があります。
今日からすべてを完璧にこなす必要はありません。まずは、この記事の中から一つでも「これならできそう！」と感じるアイデアを見つけ、小さな一歩を踏み出してみてください。その小さな変化が、やがて大きな時間の余裕と心のゆとりを生み出し、あなたの暮らしをより豊かで快適なものに変えていくはずです。
やりたいことがあるのに、家事をしないと家が回らない。
少しくらい手を抜いても…と思って手を抜くと、家が散らかって収拾がつかなくなる。
仕方なく、毎日ルーティンでこなす家事。
すると、やっぱり今日もやりたいことの10分の１もできなかった。