このようなことを考えている方は、いませんか?
日本語教師は、女性、特に主婦におすすめの職業です。
1、出産、子育てでブランクがあっても復帰しやすい
2、時間的な自由が利く
3、年齢に関係なく働くことができる
この記事では、日本語教師になりたい方向けに、仕事内容や日本語教師になるためのステップや、必要なスキルについて解説していきます。
日本語教師とは
日本語教師は、外国人に日本語を教える専門家です。国語教師と違って、外国語として日本語を教える点が特徴です。日本語教師になるには、国家資格か民間資格のどちらか必要になってきます。*勤める先で求められる条件が違います。
学校や企業、オンラインなど、様々な場所で活躍しています。生徒のレベルや目的に合わせて、適切な教材や指導方法を選択し、日本語を教えます。
登録日本語教員について
日本語教師の話しの前に、2024年に施行された国家資格・登録日本語教員について紹介します。
登録日本語教員は、日本語教育機関で日本語を教えるために必要な国家資格です。2023年5月26日に成立した「日本語教育機関認定法」に基づき、2024年4月から施行されました。
登録日本語教員になるには、次の2つの条件を満たす必要があります。
- 日本語教員試験に合格する
- 教育実習(実践研修)を修了する
日本語教員試験は、基礎試験と応用試験で構成されており、文部科学省が実施します。合格には有効期限はありません。
また、日本語教育機関を文部科学大臣が認定する制度も導入されました。この「認定日本語教育機関」では、登録日本語教員でなければ日本語教師として働くことができません。
日本語教師になるには?
それでは、本題の日本語教師についてです。
子育てが一段落したり、時間に余裕が出てきたりした主婦の方の中には、「何か新しいことを始めたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方に、ぜひおすすめしたいのが「日本語教師」という仕事です。
登録日本語教員は国家資格ですが、日本語教師になるには民間の資格もあります。取得するにはいくつかの方法があります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況や目標に合わせて、最適な方法を選びましょう。
日本語教師になるための主な方法
- 日本語教育能力検定試験に合格する
- メリット: 多くの日本語学校で採用条件となっています。
- デメリット: 試験範囲が広く、合格が難しいとされています。
日本語教育能力検定試験は、公益財団法人 日本国際教育支援協会が毎年1回実施しています。有効期限はありません。
- 日本語教師養成講座を修了する
- メリット: 短期間で日本語教師としての基礎を学ぶことができます。
- デメリット: 講座によって内容や質が異なるため、事前にしっかりと比較検討する必要があります。
- 大学で日本語教育を専攻する
- メリット: 日本語教育に関する深い知識とスキルを習得できます。
- デメリット: 時間と費用がかかります。
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日本語教師の働き方
- 日本語学校: 日本語学校で、外国人学生に日本語を教えます。
- 大学: 大学で、留学生に日本語を教えます。
- 企業: 企業内で、外国人社員に日本語を教えます。
- オンライン: オンラインで、世界中の生徒に日本語を教えます。
日本語教師になるために必要なこと
- 日本語能力: 日本語を母語レベルで話せることが理想です。
- コミュニケーション能力: 学生とのコミュニケーションを円滑に行う能力が必要です。
- 指導力: 学生のレベルに合わせて、分かりやすく教える能力が必要です。
- 忍耐力: 学生の学習ペースは様々です。根気強く指導していく必要があります。
- 国際感覚: 世界中から来た学生と接するため、国際感覚が求められます。
日本語教師・民間資格の取得方法
日本語教育能力検定試験とその難易度
日本語教育能力検定試験は、年に2回(1月と7月)実施される難関試験です。試験の難易度は高く、合格率は約30〜40%程度となっています。試験は以下の3つの分野で構成されます:
- 言語に関する知識(日本語学)
- 日本語教育に関する知識
- 教授法に関する知識と実践的能力
日本語教師になりたい!
日本語教師養成講座の420時間
日本語教師養成講座は、日本語教師になるための第一歩を踏み出すための学びの場です。文法や語彙だけでなく、異文化理解や効果的な教え方など、日本語教師として活躍するために必要な知識とスキルを体系的に習得できます。
420時間のカリキュラムで、プロの日本語教師へ
文化庁が定める420時間のカリキュラムを修了することで、日本語教師として活躍するための資格を取得できます。実践的な教育実習を通して、実際の教室で活かせる指導スキルを身につけられます。
あなたのライフスタイルに合わせて学べる
講座の期間は、最短6ヶ月から最長1年まで、さまざまなコースがあります。働きながらでも無理なく受講できる夜間や週末のコースも充実しています。また、eラーニングを活用することで、時間や場所にとらわれずに学習を進めることも可能です。
豊富なコースと実績のあるスクール
ヒューマンアカデミー、KEC日本語学院、TCJ日本語教師養成講座、資格の大原、アークアカデミーなど、多くのスクールが日本語教師養成講座を開講しています。あなたの目標やライフスタイルに合わせて、最適なスクールを選ぶことができます。
【日本語教師養成講座で学べること】
- 日本語教育の理論: 第二言語習得論、日本語教育法など
- 実践的な指導スキル: レッスンプランの作成、教材の開発、発音指導など
- 異文化理解: 日本文化の紹介、異文化コミュニケーションなど
- 教育実習: 実際の教室で教える経験を通して、実践力を養います
日本語教師になるためのルート
大卒・高卒別の資格取得ルート
大学卒業者
- 日本語教育能力検定試験の受験
- 日本語教師養成講座の修了
- 大学での日本語教育関連の学位取得
高卒者
- 専門学校での日本語教育課程の履修
- オンライン講座の活用
- 日本語教育能力検定試験の受験
大学や大学院で日本語教育学を専攻する方法
- 日本語教育学科のある大学を選択
- 大学院で日本語教育学を専攻
- 実践的な教育実習の経験を積む
日本語教師になりたい!
日本語教師のやりがい
日本語教師の仕事は、以下のようなやりがいがあります。
- 異なる文化に触れる
世界中から来た様々な国の学生と交流できます。 - 言葉の力で人を繋ぐ
学生が日本語を習得し、目標を達成するのをサポートできます。 - 自己成長
教えることで、あなたも学ぶことができます。 - 社会貢献
日本語教育を通じて、国際交流に貢献できます。
日本語教師になりたい!
日本語教師になるには まとめ
今回は、日本語教師になるための方法について紹介しました。
記事の内容から、日本語教師になるには簡単ではないことが分かります。しかし、世界中の人々に、日本の文化や言葉を知ってもらいたい!という強い気持ちがあれば、必ず乗り越えられそうです。
好きなことを仕事にするのが、家庭と仕事の両立のように思います。まずは、一歩踏み出してみませんか?
あなたの挑戦を、心から応援しています‼️
日本語教師になるための第一歩として、何から始めたら良いかわからない
日本語教育能力検定試験について、もっと詳しく知りたい!
日本語教師について知りたい!