
野菜の収穫が終わった後の土。「そのまま次の野菜作りにも使えるの?」って思いませんか?
収穫後の土は、古い根を取り除き、必要に応じて消毒すること、次の野菜に合わせて土を整えたりすることで再利用できます。
プランターの土だと、捨てるのも大変ですよね。
何より、土は簡単には捨てられません。
庭や畑でも、枯れた野菜が残っていると「このまま次を植えてもいいのかな?」と迷うことがあります。
この記事では、私が実際にやっている「家庭菜園の土の再利用」を、順番に紹介します。
家庭菜園で使った土、再利用する方法は?


プランターなどで使い終わった土は、毎回捨てる必要はありません。
ただし、収穫後の土にそのまま次の野菜を植えるのではなく、一度土を整えてから再利用します。
野菜を育てた後の土には、古い根や枯れ葉などが残り、養分も使われています。
また、病気が出ていた場合は、そのまま再利用せず、土の状態に合わせた対応が必要です。
私は、収穫が一区切りしたタイミングで「土を元気に戻す時間」を作っています。
季節の変わり目は、次に何を育てるか考える時期です。
次の野菜を植える前に、一度土の状態を見てみましょう。
なぜ使い終わった土をそのまま使わないの?

見た目には何も変わらない同じ土。
「そのまま使っても大丈夫そう」と思いますよね。
でも実際に土を掘ってみると、かなりの根が残っています。
そして一度栽培に使った土は、栄養分が減っていて、土の粒の状態も変わっています。その結果、水はけが悪くなったり、空気が入りにくくなったりしています。
病気や害虫が発生していた場合は、そのまま再利用せず、状態に合わせて対応します。
土の再利用は、「古い土だから捨てる」でも、「まだ大丈夫そうだからそのまま使う」でもなく、「今の状態を見て、次に使えるように整える」と考えるようにしています。

次の章で、その方法をご紹介します。
家庭菜園の土を再利用する方法 ① 古い根や枯れ葉を取り除く


まず、収穫が終わった野菜の株を抜き、土の中に残っている根や枯れ葉などを取り除きます。
大きな根は手で取り除きます。細かい根がたくさん残っている場合は、土をほぐしながら取り除いていきましょう。
プランターの場合は、土を広げて、ふるいを使うことで残っている根が見つけやすくなります。


この時に、土の状態を一緒に確認しています。
固くないか、虫がいないか、前に育てていた野菜に病気が出ていなかったかなどを見て、次の作業を考えます。
ここまでできたら、次の野菜を育てるための土の準備に進みます。
家庭菜園の土を再利用する方法 ② 必要に応じて土を消毒する


使い終わった土を再利用するときは、太陽熱を利用して土を消毒することがあります。
プランターの場合は、土を少し湿らせて黒いビニール袋などに入れ、太陽の当たる場所に置きます。
→庭や畑の消毒は、こちらから
土を湿らせて熱が伝わりやすくし、高温になる環境を作ることで、土の中に残った病原菌や害虫、雑草の種などを減らすことを狙います。
手順
1、プランターの土は、根や枯れ葉などを取り除いたあと、土全体を湿らせます。
2、湿らせた土を黒いビニール袋に入れ、口をしっかり閉じて、日当たりのよい場所に置きます。
3、夏の暑い時期なら、2週間ほどを目安に太陽の熱に当てます。
4、途中で袋の上下を返すと、土全体に熱が伝わりやすくなります。
*太陽の熱を利用する方法なので、気温や日当たりによって必要な期間や効果は変わります。
庭や畑の土の場合は?


収穫が終わった株や古い根、枯れ葉などは片づけます。
太陽熱を利用して土を消毒する場合は、土を湿らせて透明なシートなどで覆い、太陽の熱を利用する方法があります。
ただし、季節や地域、天候などによって条件は変わります。
庭や畑では、育てている場所や土の状態に合わせて、必要な方法を選びましょう。
家庭菜園の土を再利用する方法 ③ 栄養を補う


根を取り除き、必要に応じて消毒したら、次の野菜を育てる準備です。
一度野菜を育てた土は、野菜に養分が使われています。
そこで、次に育てる野菜や土の状態に合わせて、たい肥や腐葉土、肥料などを補います。
また、いくつかの資材が配合された「土の再生材」を使う方法もあります。
土の再生材は、使った土に混ぜるだけで使える商品もあるので、「何をどのくらい混ぜればいいのかわからない」という人には使いやすいです。
たとえば、花ごころの「ふっかふかによみがえる古い土のリサイクル材」は、木質堆肥や炭、堆肥、牛ふん堆肥などが配合されています。
使う量や使い方は商品によって違うので、パッケージに書かれている使用方法を確認して使いましょう。
また、次に育てる野菜によって必要な肥料の量も変わります。


「とりあえずたくさん入れておけばいい」ではなく、次に何を育てるかを決めてから必要なものを補うようにしています。
病気が出た土も再利用できる?


前に育てていた野菜に病気が出ていた場合でも、土を再利用できることはあります。
ただし、病気が出ていなかった土と同じように、そのまま次の野菜を植えるのは避けましょう。
まず、どんな病気が発生していたのかを確認します。
病気によっては土の中に病原菌などが残ることがあるため、土の消毒や、次に育てる野菜を変えるなどの対応が必要になることがあります。
『太陽に当てたから大丈夫』と自己判断しないで、病気に合った対処方法を確認してから再利用しましょう。


病気の種類や対処方法を調べるときは、農林水産省や都道府県の農業関係機関、種苗メーカーなどの情報も参考になります。
農林水産省
農薬の登録や安全な使用方法を確認するなら、まずここ。農薬は登録内容や使用基準があるので、薬剤を使う話では特に重要ですよ。
タキイ種苗
野菜ごとに病気・害虫の情報がかなり充実しています。
サカタのタネ「園芸通信」
家庭菜園向けなので、一般の読者には使いやすいです。
季節の変わり目に、次の栽培に向けて土を見直す


収穫後の野菜を片づける
→根や枯れ葉などを取り除く
→病気や害虫が出ていなかったか確認する
→必要に応じて消毒する
→次に育てる野菜に合わせて、堆肥や肥料などを加える
家庭菜園では、育てる野菜が少しずつ変わっていきます。以前は、季節が変わるたびに新しい苗を植えることばかり考えていました。
でもその前にすること。
「前の野菜を育ててくれた土を、整える時間」があるのです。
そして、次に育てる野菜に合わせて土を整える。
「土の再利用」というと難しそうですが、やっていることは意外とシンプルです。
土を捨てる前に、もう一度使えるか?考えてみる


家庭菜園を始める前は、「野菜を育てて、収穫すること!」。それが、家庭菜園だと思っていました。
でも実際にやってみると、それだけではありませんでした。
土をつくって、植えて、育てる。
収穫して、食べる。
終わった株は片づけて、次に向けて、土を整える。
そして、また野菜を育てる。
この繰り返しがありました。
すべての土を、必ず再利用しなければいけないわけではありません。
状態によっては、新しい土を使うこともあるでしょう。
収穫が終わったプランターや畑があったら、すぐに次を植えるのではなく、一度、土の様子を見てみてください。
根を取り除いたり、必要なら消毒したり、次に育てる野菜に合わせて堆肥や肥料を加えたり。
そうやって、同じ土をまた使えることがあります。
土の状態を見て、自分の家庭菜園に合う方法を選んでいきましょう。
そしてまた、次の野菜を育ててみてください。
この繰り返しも、家庭菜園の楽しさのひとつだと思っています。





















家庭菜園に癒されながら、無理をしない暮らしを楽しんでいます。
仕事は幼稚園教諭です。
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