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「水耕栽培を始めてみたい。でも、何をそろえればいいの?」
お店やネットを見ると、ハイドロボール、ココナッツファイバー、バーミキュライト、ロックウール…と、聞きなれない名前がたくさん並んでいて、迷ってしまいますよね。

▲ 水耕栽培で育てたベビーリーフ(イメージ)
じつは私も、水耕栽培を始めようとしたとき、何がちがうのかわかりませんでした。
だったら、ひと通りそろえて試してみよう。そう思ってダイソーに行ってみたら、必要なものは、ほぼダイソーでそろいました。
この記事では、私がダイソーでそろえたものを見ながら、水耕栽培に必要なものと、迷いやすい「培地」の選び方を紹介します。
結論:水耕栽培に必要なものは5つ
まず、これだけあれば始められます。
- 容器:水をためるものと、苗をのせるもの
- 培地(ばいち):土の代わりに、種や根を支えるもの
- 液体肥料:水に溶かして、根に栄養を届ける
- 種:育てたい野菜の種
- 光:明るい窓辺(足りなければ植物育成ライト)
じつはどれもダイソーでそろいます。いちばん迷うのが「培地」なので、あとでくわしく説明しますね。
私がダイソーでそろえたもの
まずは、私が実際にそろえたものを見てください。ほとんどがダイソーの園芸コーナーと台所用品コーナーで見つかりました。

▲ ダイソーでそろえたもの。全部、ダイソーのお店で手に取って選びました
ダイソー以外で用意したのは、この4つだけです。といっても、種はたまたま買ってあったもので、ほかの3つは「あると便利」なもの。なくても始められます。
もの | どこで | ひとこと |
|---|---|---|
野菜の種 | ホームセンター | 今回はたまたま。種はダイソーにもいろいろあります |
スプラウトポット | Amazon | 新芽を育てる専用の容器。なくても始められます |
ロックウールブロック | 前に買ってあったもの | ペットボトルの種まきに使った、発芽用の培地 |
微粉ハイポネックス | 前から家にあったもの | ダイソーの液体肥料でも代わりになります |
つまり、水耕栽培を始めるのに必要な道具は、ほぼダイソーでそろう ということ。専用のキットを買わなくても、思い立ったその日に始められます。
最低限これだけあれば始められる
「全部そろえるのは大変」という方へ。いちばん少なく始めるなら、これだけで大丈夫です。
そろえるもの | おすすめ | どこで |
|---|---|---|
容器 | 豆苗プランター(なければ、ペットボトルやコップ) | ダイソー/家にあるもの |
培地 | ハイドロボール | ダイソー |
液体肥料 | 野菜用の液体肥料 | ダイソー |
種 | 葉物野菜の種(水菜・レタスなど) | ダイソー |
光 | 明るい窓辺 | おうちの中 |
ダイソーで買うのは、豆苗プランター・ハイドロボール・液体肥料・種の4つ だけ。種が細かいときは、水切りネットもあると安心です。
スポンジでも芽は出ますが、私が試したところ、スポンジでは根がうまく伸びませんでした。根をしっかり伸ばして育てるなら、ハイドロボールがおすすめです。
始め方もシンプルです。
- ハイドロボールを水で洗って、豆苗プランターに入れる(細かい種は、先に水切りネットを敷く)
- 種をまいて、ハイドロボールの下のほうが浸かるくらい水を入れる
- 明るい窓辺に置いて、芽が出たら水を液体肥料に切りかえる
バーミキュライトやココナッツファイバー、霧吹きなどは、慣れてきてから少しずつ足していけばOKです。
① 容器:豆苗プランター+収納ケースが使いやすい
水耕栽培の容器は、「苗をのせるところ」と「水をためるところ」の2つがあればOKです。
私が使いやすいと思ったのは、豆苗プランター(穴のあいたザルと受け皿のセット)を、ひとまわり大きい収納ケースに入れる形です。

▲ 豆苗プランターを、ひとまわり大きい収納ケースに入れたところ。下に水をためています
- ザルの穴から、根が下の水に伸びていく
- ザルごと持ち上げられるので、水の入れかえがラク
- たくさんの種をまとめて育てられる
もともとは豆苗の根を入れて再生させる道具で、パッケージに「水は豆の下ぐらいまで」と書いてあります。種まきに使うときも、この「根元が少し水に浸かるくらい」が目安になります。
ほかにも、ペットボトル、プラコップ、タッパーなど、家にあるもので代わりになります。
▶ ペットボトルで始めるなら:水耕栽培はペットボトルでできる?ロックウールブロックで種まきからやってみた
② 培地:種類が多くて、いちばん迷うところ
培地は、土の代わりに種や根を支えるものです。役目は3つあります。
- 種や苗を支える
- 水を含んで、種が乾かないようにする
- 根に空気を届ける(根も呼吸しています)
水を含みすぎると根が息苦しくなり、乾きすぎると芽が出ません。この「水もち」と「空気の通り」のバランスが、培地ごとにちがいます。
培地 | 水もち | 空気の通り | くり返し使える | こんなときに |
|---|---|---|---|---|
ハイドロボール | △ | ◎ | ◎(洗って使える) | 根をしっかり張らせたい |
ココナッツファイバー | ○ | ○ | △ | 乾燥を防ぎたい・すき間を埋めたい |
バーミキュライト | ◎ | ○ | △ | 細かい種を発芽させたい |
パーライト | △ | ◎ | ○ | 水はけをよくしたい |
水苔 | ◎ | ○ | △ | 乾きやすい場所で |
スポンジ | ○ | ○ | △ | 種まき(発芽)だけ手軽に |
ロックウール | ◎ | ○ | ×(使い切り) | 発芽をそろえたい |
ハイドロボール
粘土を高温で焼いて、ふくらませた茶色い粒です。中にすき間がたくさんあって、空気をよく通します。
- 土のように崩れないので、部屋が汚れにくい
- 洗って乾かせば、何度でも使える
- 粒が大きいと、すき間に細かい種が落ちやすい
ダイソーの園芸コーナーには、中粒と小粒 がありました。袋には「ハイドロカルチャー栽培に」「根の細い草質系の植物に」と書いてあります。
細かい種をまくなら小粒、根がしっかりした苗を支えるなら中粒が使いやすいです。
近くにダイソーがないときや、たくさん使うときは、ネットでも買えます。
ココナッツファイバー(ココヤシファイバー)
ヤシの実の繊維です。ダイソーでは「ココヤシファイバー」という名前で、園芸コーナーにありました。本来は鉢植えの表面にかぶせる「マルチング」用ですが、水をほどよく含んで根がからみやすいので、水耕栽培にも使えます。ハイドロボールのすき間を埋めたり、表面にかぶせて乾燥を防いだりするのに向いています。
バーミキュライト・パーライト
どちらも、鉱物を高温で焼いて作った、軽い粒です。
- バーミキュライト:水と肥料をよく抱える。細かい種の発芽に向いている
- パーライト:水はけと空気の通りをよくする
軽くて細かいので、ザルにはネットを敷いてから使います。
水苔
乾燥させたコケです。水をたっぷり含むので、乾きやすい場所で役に立ちます。ぎゅっと詰めすぎると根がいたみやすいので、ふんわり入れるのがコツです。ダイソーでは「水苔deマルチング」という小袋で売っていました。
スポンジ・ロックウール
スポンジは、いちばん手軽な培地です。小さく切って、切りこみに種をはさむだけ。
ロックウールは、発芽がそろいやすい育苗用の培地です。ペットボトルの水耕栽培では、これで種まきしました。

▲ ロックウールブロック。小さなブロックがつながっていて、使う分だけ切り離せます

▲ ロックウールブロックに種をまいたところ。水を含ませて、くぼみに種を置くだけです
迷ったら、どれを選ぶ?
- まず1つ選ぶなら:ハイドロボール(根がよく伸びて、何度もくり返し使える)
- 種まきだけ手軽に:スポンジ(芽は出るけれど、根を伸ばして育てるには向かなかった)
- 細かい種をまく:バーミキュライト、または小粒のハイドロボール+ネット
③ ネット・布:細かい種や培地を落とさない
ザルに培地を入れると、細かい粒や種が穴から落ちてしまいます。そこで、
- 水切りネット(ストッキングタイプ):ザルに敷くと、粒も種も落ちにくい
- 不織布のふきん:種を並べる下敷きに
を使いました。どちらもダイソーの台所用品コーナーにあります。園芸用ではないものが使えるのも、100均のいいところです。
④ 液体肥料:芽が出てから使う
ダイソーには、野菜・ハーブ用の液体肥料(原液を水で薄めて使うタイプ)がありました。
前から使っている粉の肥料「微粉ハイポネックス」も、水耕栽培でよく使われています。
ちなみに、ダイソーで一緒に買った「全植物用活力剤」(土に挿すアンプルタイプ)は、肥料ではなく 活力剤 です。肥料の代わりにはならないので、使うなら肥料と組み合わせます。
もっと本格的に育てたくなったら、水耕栽培専用の液体肥料「ハイポニカ」もあります。2本の液を水で薄めて使うタイプで、水耕栽培を続けている人の定番です。
- 芽が出るまでは、水だけで大丈夫
- 本葉が出てきたら、液体肥料に切りかえる
- 薄め方は、パッケージに書いてある水耕栽培用の量を守る(濃すぎると根がいたみます)
⑤ 種:ダイソーにも、いろいろそろっている

▲ 今回まいた4つの種はダイソーのものじゃありません。でも、ダイソーの園芸コーナーにもたくさん並んでいます。
種は、葉物、ハーブ、ミニトマトなど、なんでもあります。
秋冬に育てやすい葉物を選びました
今回まいたのは、たまたまホームセンターで買ってあった種です。秋から冬に育てやすい葉物を4つ選びました。いつ何をまけばいいかは、家庭菜園カレンダーも参考にしてください。
- 次郎丸ほうれん草
- しゅんぎく(摘み取りタイプ)
- サラダ京水菜
- ミニ白菜(おてがるミニ白菜 CRお黄にいり)
初めてなら、葉を食べる野菜がおすすめです。小さいうちから収穫できて、失敗が少ないです。
あると便利なもの
- アルミホイル:容器に光が入ると藻が生えるので、包んで光をさえぎる
- 植物育成ライト:日当たりが足りない部屋で
- スポイト:液体肥料を少しずつ足すときに
- 霧吹き(スプレーボトル):芽が出るまで、種の表面を乾かさないように
- プラコップ:苗を1つずつ分けて育てるときに
- スプラウト用の容器:穴のあいた中ざらと受け皿のセット。種を並べて水を入れるだけで、新芽が育つ。これだけは Amazon で買いました(オカの「ベジマジ そだてる スプラウトポット」)

▲ スプラウトポットに種を並べたところ(これだけは Amazon で購入)
迷ったら、一通りそろえて試すのもアリ
どの培地がいいのか、本当のところは育ててみないとわかりません。そこで私は、ダイソーで培地を一通りそろえて、どれがいちばん育つか、いっせいに仕込んで比べているところです。

▲ ハイドロボールとココナッツファイバーのザル。赤い粒は色のついた種です
容器 | 培地 |
|---|---|
豆苗プランター① | ハイドロボール(中粒) |
豆苗プランター② | ハイドロボール(小粒) |
丸いザル | ハイドロボール+ココナッツファイバー |
四角いザル | 細かい粒の培地+表面にココナッツファイバー |
スプラウト用の容器 | 培地なし(種を直接ならべる) |
ペットボトル | ロックウール |

▲ 細かい粒の培地の上に、ココナッツファイバーをかぶせたザル
赤い粒に見えるのは、色のついた種です。種によっては、病気を防ぐ薬で処理されていて、目印に色がついています。
先に種まきしていたペットボトル(ロックウール)は、芽が出ました。

▲ 先に始めたペットボトル(ロックウール)から出た芽
少しひょろっと伸びているのは、光が足りないサインです(徒長)。明るい窓辺に移して様子を見ます。ロックウールが緑っぽいのは、光が当たって藻が出ているため。容器をアルミホイルで包むと出にくくなります。
ほかの培地も、芽が出たら結果を追記していきます。
よくある質問
Q. 水耕栽培は、ダイソーだけで始められますか?
A. 容器・培地・ネット・液体肥料・種まで、ダイソーでそろいます。種も、葉物やハーブなど、いろいろな種類が並んでいます。
Q. 培地は、結局どれがいいですか?
A. 初めてなら、ハイドロボールがおすすめです。スポンジでも芽は出ますが、私が試したところ根がうまく伸びませんでした。細かい種の発芽には、バーミキュライトのように水もちのいい培地が向いています。どれがいちばん育つかは、いま比べているので、結果をこの記事に追記します。
Q. ハイドロボールは何回も使えますか?
A. 使えます。使い終わったら水でよく洗って、しっかり乾かしてから使います。
Q. 部屋の中でも育ちますか?
A. 育ちます。ただし光が大事なので、明るい窓辺か、植物育成ライトを使います。
まとめ
- 水耕栽培に必要なのは「容器・培地・液体肥料・種・光」の5つ
- 種までふくめて、ダイソーでそろう
- いちばん迷う培地は、「水もち」と「空気の通り」のバランスで選ぶ
- 迷ったら、一通りそろえて試してみるのもアリ
何から始めればいいかわからないときは、まずダイソーをのぞいてみてください。結果が出たら、どの培地がよかったか、ここでお知らせしますね。
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